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パーキンソン病の症状 便秘

パーキンソン病の症状 便秘の症状・原因について

パーキンソン病は、50歳代以降の方が発症される割合の高い疾患です。発症してから、ゆっくり進行していくのが特徴です

ドーパミンという神経の伝達物質が、脳内で不足することが、パーキンソン病を引き起こす直接の原因といわれています。 

パーキンソン病では、体を思い通りに動かせない、動きが緩慢になるなど運動に関する症状が代表的です

安静時にふるえる「振戦」、筋肉がこり固まる「筋固縮」、動作が緩慢になる「無動」、身体のバランスをとるのがむずかしい「姿勢反射障害」が四大症状です。 

そのような症状とならんで、便秘でお困りの方も多くいらっしゃいます。筋肉の衰えや、症状が進んでくるにつれて身体を動かす機会が減ること、食事の内容による影響など、さまざまな要因が便秘をまねいていると考えられます。 

パーキンソン病の症状 便秘を治すためには、パーキンソン病の症状である便秘の原因・治療、対処法について知ることが大切です。このページでは、パーキンソン病の便秘を治したい方のために、パーキンソン病の便秘について症状・原因・治療、対処法について詳しく説明しております。 

 

【目次】

  1. パーキンソン病の症状である便秘の原因
  2. パーキンソン病の症状である便秘の治療
  3. パーキンソン病の症状である便秘の対処法

1.パーキンソン病の症状である便秘の原因

パーキンソン病の症状である便秘の原因は、代表的な症状が出現することに伴って、二次的に発生していると考えられます。 

1)筋力の衰え

パーキンソン病の症状で「筋固縮」があらわれると、ご自身の意に反して機械的な動きになったり、筋肉や関節がこわばったりします。

排泄にかかわる腹筋も弱くなることや、肛門括約筋(こうもんかつやくきん)が緊張した状態が続いてしまうと、排便がうまくいかなくなります。 

2)運動不足

パーキンソン病の症状「無動」では、動作が緩慢になるのが特徴です。何をするにも時間がかかるため、また気持ちが億劫になることから外出する機会も減ります。全体的に動きが減ることで運動不足となり、便秘になりやすいのです。 

3)自律神経の不調

パーキンソン病では自律神経の不調から、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかなくなります。便を肛門へ導く腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)は、自律神経の作用によって機能しているのです。 

本来、排便時はリラックスしているものです。しかしパーキンソン病では、腸の働きが悪くなっていることに加え緊張状態が優位になるため、スムーズな排便ができず便秘に陥ることになります。 

4)薬剤による副作用の影響

パーキンソン病に対する治療法は、不足したドーパミンを補う薬物療法が基本となります。長期間におよぶため、副作用が出ることも念頭において治療をします。 

5)食事の内容

パーキンソン病でお悩みの方は、動くのに支障が出ることが多くなります。なるべくトイレへ移動しなくて済むように、水分補給を控えトイレの回数を減らす傾向があります。また食事の量も抑えてしまい、排便が促されないため便秘になるのです。

2.パーキンソン病の症状である便秘の治療

パーキンソン病の症状である便秘の治療には、便秘薬を使う方法があります。便秘薬は市販のものも含めて、種類は豊富にあります。

しかしパーキンソン病の便秘でお悩みの方は、どのような薬がふさわしいか主治医と相談しながら決めるのが良いでしょう。 

便秘の定義は、三日以上通便がない状況をいいます。パーキンソン病では、初期のころから便秘の症状が出るという報告があります。

放置すると腸閉塞といった重篤な症状につながる恐れも出てきますので、なるべく早めに治療を開始するのが賢明です。 

1)緩下剤

腸内に滞っている便をやわらかくして、排出しやすくするのが目的です。薬剤により、効能にタイプがあります。大腸の粘膜を刺激することで腸の運動を促進するもの、腸内で身体が水分を吸収しないよう阻害し便をゆるくするものなどです。

 2)整腸剤

腸内で善玉菌を増やし、好ましい環境に整えるお薬です。乳酸菌や酪酸菌、オリゴ糖、ビタミンやミネラルといった成分のものがあります。整腸剤のタイプにより主成分は異なってきますので、これも主治医に相談して選択するのがよいでしょう。 

3)漢方薬

センナや甘草といった植物由来の生薬を含む成分で、胃や腸の調子を整え便通を促します。ただし天然の成分でも複数の薬剤を服用する際には相性があり、禁忌となる場合もあります。ご自分で判断されずに、専門家に処方してもらうことが肝心です。 

 

3. パーキンソン病の症状である便秘の対処法

パーキンソン病の症状である便秘の対処法は、食事の内容や運動といった日常的な生活に取りいれることができるものです

パーキンソン病の治療で重要なリハビリテーションと組み合わせて考えるのがよいでしょう。 

1)食事の内容

パーキンソン病での便秘を予防するには、動物性たんぱく質や脂質の多い肉類は控え、食物繊維を多く含む野菜中心のメニューにするのが得策です

いんげん豆、あずき、大豆、ナッツ類(アーモンド、くるみなど)、昆布、ひじき、干ししいたけ、といった豆類や海藻、きのこ類を摂りましょう。 

またチーズや牛乳などの乳製品も有効です。とくに乳酸菌を含む発酵食品であるヨーグルトは、腸内の環境を整えてくれる代表的な食品です。プルーンやバナナ、リンゴ、かんきつ類といった果物とあわせて食べると、さらに効果的です。 

2)水分を摂る

水分が不足すると便が硬くなり、便秘になりがちです。のどが渇かなくても、定期的に水分を補給するよう決めておくのがよいでしょう。とくに夏場は熱中症の対策としても、発汗することを考慮し補給する量を増やす必要があります。 

3)トイレの習慣づけ

排便は、毎日の習慣にするのが改善のコツです。とりあえずトイレに行くと決めた時間帯には排便を試みて、むずかしい場合はむりをしないことです。神経質になりすぎないよう注意をしましょう 

4)運動不足を解消する

治療としてのリハビリテーションもあわせて、腸の動きを促すことや筋力をつけることを意識したストレッチ、遊戯や散歩などを行います。苦痛にならず楽しみながら続けられることがポイントとなります 

5)下腹部をあたためる

毎日の入浴に加えて、湯たんぽやカイロ、腹巻といったもので集中的に下腹部を温めます血行を良くすると、腸の活動も促進されるのです。また温めるのと同時に、へそ周りをマッサージするのも効果的です。 

6)ストレスをなくす

腸の動きを左右する自律神経が不調になるのには、ストレスの存在があります。なるべくストレスを感じない生活をこころがけましょう。ご自身で、気分転換となる趣味などを見つけて、ストレスを発散できるようにしたいものです。 

パーキンソン病の症状で、多くの方がお悩みの便秘ですが、日常的な対策を行うことで改善・予防することが可能です。日々の治療や対策と向き合うことが大切です。決してあきらめないで下さい。

患者さんの声 パーキンソン病

パーキンソン病歴25年で、どんどん体の動きが悪くなる一方の時期に、インターネット検索で先生の治療法を知りました。
昼間は動けなくなることが増え、夜間は頻尿の為に眠りが浅く辛い日々でした。治療の回数を重ねるごとに体調が良い時間が増えてきています。

徳島県 MSさん 70歳代 男性

Q1.当院の鍼灸を受ける前は、どのようなお悩みや気になることがありましたか?

パーキンソン病歴25年で、どんどん体の動きが悪くなる一方の時期に、インターネット検索で先生の治療法を知りました。

昼間は動けなくなることが増え、夜間は頻尿の為に眠りが浅く辛い日々でした。

Q2.(上記の状態が)ある事で、どのような嫌な思いをしましたか?

発声のしやすい言葉を選んで話したり、スムーズに動けないために外出準備に長時間かかっていて、時間を気にしたり、周囲に気を遣うことが多かったです。

Q3.実際に当院の鍼灸を受診してみて、どのように感じましたか?

治療に取り組む心構えを教わる中で「必ず良くなりますからね。いっしょに頑張りましょうね。」と言葉がけを頂けたことが何よりも嬉しく、有り難いことだと感じました。

治療の回数を重ねるごとに体調が良い時間が増えてきています。食事改善に取り組んだことで体の内側からも変化が起こっているように感じています。先生のアドバイスのお陰です。

Q4.当院へのご意見・ご要望があれば、ぜひお聞かせください。

今後も継続して通院致しますので引き続きよろしくお願いいたします。

 

*個人の感想であり効果を保証するものではありません。

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