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パーキンソン病の症状 突進歩行

パーキンソン病の症状 突進歩行の症状・原因について

パーキンソン病とは、脳の神経伝達物質であるドーパミンが不足することで、さまざまな運動症状や非運動症状が出る進行性の病気です。

パーキンソン病は50歳以上で発症することが多く、日本には15万人以上いらっしゃると言われています。 

パーキンソン病の症状の一つに「突進歩行」という歩行障害があります。

突進歩行とは、前のめりになって、急に小走りの状態で、何かにぶつかるまで自分の意志で止まることができない症状です。転んでしまうこともあります。 

突進歩行はパーキンソン病の症状であり、自分の意志に反した動きですが、この症状のことを知らない人にはなかなか理解してもらえず、つらい思いをされている方もいらっしゃることでしょう。 

パーキンソン病の突進歩行は、他の症状も重なって非常に転倒しやすくケガをする危険性があるので、歩き方に注意が必要です。パーキンソン病の治療を遅らせることにもなりかねない転倒を防がなければなりません。 

パーキンソン病の症状である突進歩行を改善し転倒を防ぐためには、パーキンソン病の突進歩行の特徴や対策について知ることが大切です。このページでは、パーキンソン病の症状である突進歩行でお困りの方のために、パーキンソン病の突進歩行の特徴や対策について詳しく説明しております。

 

【目次】

  1. パーキンソン病の症状 突進歩行とは
  2. パーキンソン病の突進歩行の症状が現れたときの注意点
  3. パーキンソン病の突進歩行の対策

1.パーキンソン病の症状 突進歩行とは

パーキンソン病の症状である突進歩行は、パーキンソン病が進行して起こる歩行障害の一つです。 

パーキンソン病は、脳の黒質という部分の神経細胞が減り、神経伝達物質であるドーパミンが不足することで起こる、進行性の神経変性疾患です。パーキンソン病には、運動症状と非運動症状があります。 

1)運動症状

  • 安静時振戦(あんせいじしんせん):何もしていないときに手足がふるえる
  • 寡動(かどう)・無動:動きが鈍くなる
  • 筋固縮(きんこしゅく):筋肉がこわばる
  • 姿勢反射障害:バランスを保つことが難しく倒れやすくなる 

2)非運動症状

  • 便秘
  • 頻尿
  • 起立性低血圧:立ちくらみ
  • 睡眠障害
  • うつ
  • 無関心
  • 嗅覚障害 

パーキンソン病の動きにくさが歩行障害を引き起こしていると考えられます。パーキンソン病の歩行障害には、「突進歩行」の他に、最初の一歩が出しにくい「すくみ足」、歩幅の小さい「小刻み歩行」などがあります。 

パーキンソン病の症状の一つである突進歩行は、つんのめるように前かがみの姿勢で、急に小走りになる特徴があります。自分の意志で止まることができず、何かにぶつかって止まるか、あるいは転んでしまうかといった状態になり、危険性を伴います。 

パーキンソン病の突進歩行の症状がみられるようになると、方向転換が難しくなり、人に押されるとその方向に突進してしまいます。突進歩行に他の症状が重なると、ますますコントロールすることが難しくなり、転倒の危険性が増します。

2.パーキンソン病の突進歩行の症状が現れたときの注意点

パーキンソン病の突進歩行の症状が現れたときの注意点は、非常に転びやすいため転倒に気をつけることと、転倒のリスクを高める他の症状がないか確認することです。 

転んでケガをしたり骨折をしたりすると、しばらく動けない状況になり、リハビリや日頃の活動が制限されてしまいます。

そうすると、筋力が低下し、パーキンソン病の症状を悪化させることになります。 

また、パーキンソン病は、ご年配の方が多いので、場合によっては転倒を機に寝たきりの状態になる可能性もあります。 

突進歩行に限らず、パーキンソン病の方の歩行障害では、それ以外の症状もあるはずです。単にうまく歩けないだけではなく、歩きたくないと思わせる原因があるかもしれません。 

周囲の方は、表情の変化なども注意して見ておきましょう。気になることを記録しておくと、原因や対処法がわかるかもしれません。 

パーキンソン病の突進歩行に他の症状が重なることで、さらに転倒の危険性が高まります。以下のような動きや症状がないか確認しておきましょう。 

  • すくみ足
  • 小刻み歩行
  • 起立性低血圧
  • 治療薬の副作用によるふらつき
  • 認知機能障害

3.パーキンソン病の突進歩行の対策

パーキンソン病では、薬物治療、外科的治療とともにリハビリを行うことが、症状の改善に有効です。

パーキンソン病の突進歩行が起こると、非常に転びやすくなり、治療の遅れにもつながりますので、転倒を予防する対策が必要です。 

1)リハビリ 

パーキンソン病の歩行障害には、視覚刺激や音刺激を利用した歩行訓練が有効です。外からの感覚刺激が歩行リズムを整えます。 

歩行訓練は次のようなことに重点をおいて行います。

  • 腕の振りを大きくする
  • 歩幅を広くする
  • 歩行開始と歩行停止
  • 方向転換 

歩行障害には、聴覚によるリズム刺激が特に効果的です。3週間の実施で、歩行速度、歩幅、バランス、転倒頻度が改善し、実施後3週間まで効果が持続したという報告があります。定期的なリズム刺激法により、良い状態を保てる可能性があります。 

リハビリは継続することが大切です。パーキンソン病の突進歩行でお困りの方が、意欲を持ってリハビリを続けられるよう、周囲の方は楽しく取り組める工夫をしてみましょう。 

2)安全な歩き方

転倒を防ぎ、安全に歩くために、次のようなポイントを意識して歩いてみてください。 

①落ち着いてゆっくり歩く

パーキンソン病の方は歩幅が小さいため、急いで歩こうとする方もいらっしゃいますが、あわてるとよけいに転びやすくなります。一緒に歩く方もゆっくり歩きましょう。 

②背筋を伸ばす

前かがみの姿勢になると、前方に重心がかかり突進歩行が起こりやすくなるので、意識して姿勢を正しましょう。 

③腕を振り、動作を大きくする

パーキンソン病の方は腕の振りが小さくなりがちです。意識して腕を振り、歩幅も大きくするつもりで歩いてみましょう。 

④かかとから着地する

前かがみで歩くとつま先から着地することになり、前の方に重心がかかるため、突進して転びやすくなります。姿勢を正し、かかとから着地するようにすると、体が安定し転びにくくなります。 

⑤リズムをとりながら歩く

リズムをとりながら歩くと、歩調を整えることができ、突進を防ぐ効果があります。歩く場所に応じて、頭の中で「1212」とリズムをとったり、携帯型のメトロノームを使用したりしてみましょう。

 

3)生活の工夫

パーキンソン病の突進歩行で転倒を防ぐためには、生活の工夫も役立ちます。 

①滑りにくい靴やスリッパを選ぶ

身につけるものも安全なものを選びましょう。 

②自宅に手すりをつけたり、段差を少なくしたりする

自宅内での転倒を防ぐために、安心して歩ける環境を整えましょう。 

③医療・福祉・介護の支援を活用する

できることは自分でした方が良いのですが、一人だけで頑張らず、必要なところはサポートをお願いしましょう。 

④旅行や趣味などで日常生活を楽しむ

楽しいことが多いとドーパミンの分泌が良くなると言われており、パーキンソン病の症状改善につながります。 

パーキンソン病の症状である突進歩行は、リハビリや生活の工夫で改善し、転倒を防ぐことができます。転倒が原因となり、その後生活が上手く行かないケースが多々あります。パーキンソン病の症状である突進歩行はとても注意が必要な症状です。

原因を見つけ、しっかりと治療すれば改善します。どうぞあきらめないでください。

患者さんの声 パーキンソン病

パーキンソン病歴25年で、どんどん体の動きが悪くなる一方の時期に、インターネット検索で先生の治療法を知りました。
昼間は動けなくなることが増え、夜間は頻尿の為に眠りが浅く辛い日々でした。治療の回数を重ねるごとに体調が良い時間が増えてきています。

徳島県 MSさん 70歳代 男性

Q1.当院の鍼灸を受ける前は、どのようなお悩みや気になることがありましたか?

パーキンソン病歴25年で、どんどん体の動きが悪くなる一方の時期に、インターネット検索で先生の治療法を知りました。

昼間は動けなくなることが増え、夜間は頻尿の為に眠りが浅く辛い日々でした。

Q2.(上記の状態が)ある事で、どのような嫌な思いをしましたか?

発声のしやすい言葉を選んで話したり、スムーズに動けないために外出準備に長時間かかっていて、時間を気にしたり、周囲に気を遣うことが多かったです。

Q3.実際に当院の鍼灸を受診してみて、どのように感じましたか?

治療に取り組む心構えを教わる中で「必ず良くなりますからね。いっしょに頑張りましょうね。」と言葉がけを頂けたことが何よりも嬉しく、有り難いことだと感じました。

治療の回数を重ねるごとに体調が良い時間が増えてきています。食事改善に取り組んだことで体の内側からも変化が起こっているように感じています。先生のアドバイスのお陰です。

Q4.当院へのご意見・ご要望があれば、ぜひお聞かせください。

今後も継続して通院致しますので引き続きよろしくお願いいたします。

 

*個人の感想であり効果を保証するものではありません。

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