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パーキンソン病と胃ろうについて

パーキンソン病と胃ろうについて

パーキンソン病と胃ろうは、パーキンソン病の進行具合と大きな関係があります。 

パーキンソン病は病気の進行は比較的ゆっくり進むと言われていますが、初期には手の震えや体の動かしにくさなどでお困りになることがあっても、日常生活は行える場合がほとんどです。 

しかし、病気が進行すると日常生活に介助が必要になり、最終的には寝たきりの状態になってしまうことも少なくありません。 

胃ろうとは、何らかの理由により長期的に口からの栄養摂取が困難となった場合に、直接胃に内視鏡などで外に通じる穴を開け、そこに食事の代わりとなる栄養剤を流し入れるチューブを入れる入り口のことです。 

胃ろうを作りそこから栄養を摂取することにより、パーキンソン病が進行した状態で起こり得る摂食障害や誤嚥などに対する対応が可能です。 

パーキンソン病と胃ろうとの関係を理解するためには、パーキンソン病と胃ろうについての関係ついて知ることが大切です。このページでは、パーキンソン病でお困りの方のために、胃ろうとの上手な付き合い方や対処法について詳しく説明しております。

 

【目次】

  1. パーキンソン病とは
  2. 胃ろうとは
  3. パーキンソン病と胃ろうについて
  4. パーキンソン病の胃ろう造設は家族の判断と時期の見極めが大切

1.  パーキンソン病とは

パーキンソン病とは、脳の中の神経の伝達物質であるドパミンが何らかの理由により減少してしまう原因不明の病気です。

現在日本では15万人の方がこのパーキンソン病でお困りだと言われています。 

パーキンソン病は、脳の中の神経にうまく信号が伝わらなくなるため運動神経が主にうまく働かなくなり、身体の動きに制限や不自由を起こす病気です。 

パーキンソン病は突然、身体が動かなくなる病気ではなく、徐々に身体の動きが不自由になり、最終的には日常生活などに介助を要し、寝たきりの状態になってしまうこともあります。 

パーキンソン病の主な症状は、

1)無動・無言と呼ばれる体が動かしにくさ
2)振戦(しんせん)と呼ばれる勝手に起こる体の震え、
3)筋固縮(こしゅく)と呼ばれる他人が体を動かそうとすると力が入ってしまう状態
4) 姿勢反射障害と呼ばれるバランス能力が低下

だと言われています。 

また身体の動きが思うようにいかないことにより、転倒、骨折など2次的な障害を負ってしまうことも少なくありません。また高齢になると肺炎や脳梗塞などその他の病気にかかってしまうこともあります。 

よく見受けられるのは、パーキンソン病の症状により体の動きが緩慢になり、それが原因で転倒するなどにより骨折することで、体の自由がさらに奪われてしまいうことも多いようです。 

パーキンソン病は、その体の動かしにくさや日常生活機能により、5つの段階に分けられます。それをホーン・ヤールの重症度分類と呼んでいます。日常生活機能とあわせてご紹介します。 

ホーン・ヤールの重症度分類1度:体の動かしにくさや動かしにくさや振戦、筋固縮などが片側の手足だけに出ている。日常生活機能に関しては、日常生活や通院などに介助を要さない状態を言います。 

ホーン・ヤールの重症度分類2度:パーキンソン病の症状が両側の手足に出ている。日常生活機能に関しては、日常生活や通院などにはまだ介助を要さない状態を言います。 

ホーン・ヤールの重症度分類3度:姿勢反射障害と呼ばれる、バランス能力の障害が加わります。日常生活機能に関しても、通院などにも介助が必要となります。 

ホーン・ヤールの重症度分類4度:さらに症状が進行し、日常生活に部分的な介助が必要となります。 

ホーン・ヤールの重症度分類5度:車いすでの生活や寝たきりの状態となり、日常生活のほとんどに介助が必要となります。 

パーキンソン病の治療は根本的な治療ではなく、症状の悪化を遅らせたり、症状に対する対処療法となります。 

主な治療法は、脳内の神経伝達物質であるドパミンを補充する薬物療法や脳内への刺激電極を埋め込む外科手術、リハビリテーションなどが主な治療法となります。 

1)薬物療法

パーキンソン病の治療法の中で最も重要なものが薬物療法です。薬物療法では脳内の神経伝達物質であるドパミンを補充するために薬を服用します。しかしドパミンはそのまま飲んでも脳に届く前に分解されてしまうため、その前駆物質であるLドパという薬を服用します。 

また他にも、口から服用しLドパが脳ではない場所で分解されてしまうのを防ぐ脱炭酸酵素阻害剤(だつたんさんこうそそがいざい)や、ドパミンを分泌する細胞を刺激するドパミンアゴニストなどの薬も処方されることがあります。 

2)手術療法

パーキンソン病の治療法の一つとして、脳深部刺激法と呼ばれる脳内に電極を埋め込む手術が行われることもあります。脳内に電極を埋め込むことにより、脳に刺激を得ることで症状の一部に優れた改善が見られることもあります。 

しかし、手術にはリスクも伴うために、薬の副作用により薬が飲めない、震えや足のすくみといった症状が強く日常生活に大きく支障がある場合、といった方々に対して検討されるようです。 

3)リハビリテーション

パーキンソン病の治療法としてリハビリテーションも有効です。特にパーキンソン病でお困りの方々にとっては日常生活操作の改善や筋固縮が引き起こす体の柔軟性の低下に対してストレッチなどもリハビリテーションで行います。 

また作業療法士による身の回りの動作訓練や言語療法士による嚥下訓練などもその一つです。

2.胃ろうとは

胃ろうとは、内視鏡と呼ばれる胃カメラを使って、お腹に小さな穴を開けて栄養材などを注入する穴のことをこう呼んでいます。 

何らかの理由で口から食事が取れない場合や、むせてしまい肺炎を起こす可能性が高い方々に対して行われる栄養投与方法の一つが胃ろうを使用した投与です。 

栄養投与とは、短期的に必要な場合には点滴での栄養補給、長期に栄養管理が必要であるならば、鼻からチューブを挿入して栄養補給を行います。

さらに長期的になる場合、在宅医療に移行する場合などには、胃ろう造設することでより簡単に栄養管理を行うことができます。 

胃ろうを作る手術のことをPEG(ペグ:経皮的内視鏡的胃ろう造設術:Percutaneous Endoscopic Gastrostomy)と呼びます。軽い麻酔などで眠った状態で行われることが多く、胃カメラを使って胃の壁に穴を開けて外界に通じる穴を開けます。 

そしてその穴にカテーテルと呼ばれる器具を取り付け、胃の中側と体の外側に固定する器具を取り付けてカテーテルが抜けないようにします。そのカテーテルに栄養剤を注入する管を取り付けて胃に直接栄養が入るようにして栄養投与します。 

カテーテルには様々な種類があり、胃の中の固定用具には板状のものとバルーン型の2種類、体の外の固定用具に関してもボタン式とチューブ式の2種類があります。 

胃ろうの利点は

1)在宅での使用でき、管理が簡単である。
2)鼻からのチューブが不要のため不快感が少ない。
3)喉の奥にチューブがないので嚥下がしやすく、誤嚥も少ない。
4)長期に栄養管理が可
能である。

などです。 

また一方で、欠点もあります。

1)低侵襲とはいえ、お腹に傷ができる。
2)軽度の麻酔が必要である。
3)挿入するカテーテルは定期的な交換が必要である。
4)栄養剤の注入には多少の時間がかかる

など、胃ろう造設術を受けられる方にとって、軽度の負担はあります。 

挿入するカテーテルは約4ヶ月から半年に一度交換する必要がありますが、外来などでできる処置となり、大きな負担とはなりませんが必要な処置となります。 

また胃ろうから投与するのは栄養剤だけではなく、口からのお薬の内服ができずお困りの方などであれば、胃ろうから直接内服薬を投与することも可能です。

3.  パーキンソン病と胃ろうについて

パーキンソン病と胃ろうについては、大きな関係があります。

ホーン・ヤールの重症度分類5度に至ると、手足の筋肉だけではなく顔面の表情の筋肉や口の中の下や食べ物の飲み込みに必要な筋肉も徐々にうまく働かなくなります。 

また、転倒や他の病気にかかってしまったりという場合には、重症度分類が3度4度であった場合にも、寝たきりになったり、治療のために長期間食事が取れなかったりすることで、嚥下機能が低下したりします。 

パーキンソン病の病状の経過はゆっくりであるため、先ほどお話したような状況になってしまった場合には長期的な栄養投与が必要となり、胃ろうによる栄養投与の適応となることが多くあります。

4.  パーキンソン病の胃ろう造設は家族の判断と時期の見極めが大切

パーキンソン病でお困りの方の胃ろう造設は家族の判断と時期の見極めが非常に大切となってきます。病期の進んだパーキンソン病でお困りの方には重要な問題となります。 

パーキンソン病は体の自由がだんだんと奪われていく病気ですので、お困りのご本人にとっても大きな負担であり、口からの食事を制限してしまうのは人間の尊厳にも関わる大きな問題です。 

しかし、うまく飲み込めないと食べ物が気管に入ってしまい、誤嚥性肺炎を引き起こすなど生命に危険を及ぼすために大きな決断をせざるを得ないことがあります。 

また寝たきりのままのご家族を見るのは大変辛いと行ったご意見もあります。胃ろうを作るというのは、長期的な栄養管理が可能であると同時に生命予後にも関わりますから、大きな決断となります。 

しかし胃ろうでの栄養投与には、在宅や老人保健施設での栄養管理ができるために、床ずれなどの治療に必要なエネルギー源を得られたり、鼻のチューブがないことで飲み込みに違和感がなく嚥下訓練ができるという利点もあります。 

もしも一時的な体力の低下による嚥下障害なら、訓練後に不要となることもあります。また胃ろう造設により日常生活レベルが回復する場合もあり、そう言った意味でも時期を見極めるということが重要となります。 

パーキンソン病と胃ろうについては、その判断と時期、パーキンソン病でお困りのご本人の意思なども大きく関わってきます。ご本人が受ける処置の苦痛と口からの食事を制限されるということは見ているご家族にも苦痛でしょう。 

しかしながら、胃ろうを造設したからと言って、直前の様子や合併症の程度などによっては、その後の嚥下訓練などで将来的に不要になるということもあります。どうぞあきらめないでください。

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