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パーキンソン病の症状 嚥下障害

パーキンソン病の症状 嚥下障害の症状・原因について

パーキンソン病とは、からだを動かすときに脳から指令を伝える伝達物質であるドーパミンが不足することで起こる病気です。 

パーキンソン病のおもな症状は、手足のふるえや筋肉のこわばりなどで、うまくからだが動かなくなるといった運動にかかわる症状がよく知られています。

その他にもいろいろと症状がありますが、その症状の一つに「嚥下障害(えんげしょうがい)」があります。 

嚥下障害になると、食事に時間がかかるようになるうえ、食べ物をスムーズに飲みこめなくなり、合併症につながる可能性もあるので、早めにセルフケアを行うことが重要です。 

パーキンソン病の症状である嚥下障害を治すためには、嚥下障害について知ることが大切です。このページではパーキンソン病の嚥下障害の症状でお困りの方のために、嚥下障害とはどういうものか、また原因・症状・合併症・対処法について詳しく説明しております。

 

【目次】

  1. パーキンソン病の嚥下障害とは
  2. パーキンソン病の嚥下障害の原因と症状
  3. パーキンソン病の嚥下障害の合併症
  4. パーキンソン病の嚥下障害の対処法

1.パーキンソン病の嚥下障害とは

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嚥下とは、食べものを口に入れてから、よくかんで飲みこむことです。

嚥下のメカニズムには、以下のような5つの段階があり、複雑な動作を行うことで、食べたものがスムーズに胃に送られます。 

(1)先行期

食べものや飲みものを目で確認して、一口の量や食べ方を判断するとともに、食欲がわいて口のなかの唾液(だえき)が増えます。 

(2)準備期

口に入れた食べものをよくかんで唾液と混ぜて、飲みこみやすいかたまりにします。 

(3)口腔期

飲みこみやすくした食べもののかたまりを、口のなかからのどの奥の咽頭(いんとう)へ送ります。このとき、口のなかでは、舌を上あごにつけることで、食べもののかたまりの移動をたすけます。 

(4)咽頭期

食べたものや飲んだものを、咽頭からその奥にある食道まで送りこみます。咽頭は普段は呼吸をするために、咽頭蓋(いんとうばん)というふたをあけていますが、食べものを食道へ送るときは、反射的に咽頭盤を下に向けて、まちがって気管に入らないようにします。 

(5)食道期

嚥下の最終段階である食道期は、食べもののかたまりが食道へ送りこまれます。このとき、上部食道括約筋(じょうぶしょくどうかつやくきん)の働きで食道が閉じることで、逆流せずに胃へ食べたものが送られます。 

嚥下障害とは、このような嚥下の複雑な動作になんらかの問題が起きていることです。普段だと、なにも考えなくてもできている、食べて飲みこむことがうまくできなくなります。 

パーキンソン病の嚥下障害は、病状が早いうちから見られますが、そのころはのどの奥だけで症状が起こっていることから、ご自分で気がつくことはむずかしく、口の中に食べ物が残りやすくなって、はじめて気づくケースが多くあります。 

パーキンソン病の嚥下障害は、パーキンソン病でお困りの方の約50%に見られるといわれています。

2.パーキンソン病の嚥下障害の原因と症状

パーキンソン病による嚥下障害は、口のなかや口のまわりにある筋肉の咽頭筋(いんとうきん)の動作が遅くなっているために起こります。

口のなかや咽頭筋の働きが弱くなる原因は、パーキンソン病の特有の症状である運動にかかわる働きの低下や、お薬による治療の影響が関係していると考えられています。 

パーキンソン病の嚥下障害の症状は

  • 食事に時間がかかる
  • 食べものや飲みものがつかえたり、むせやすくなる
  • 唾液が口のなかにたまりやすい
  • 食べものが口のなかに残る
  • 飲みこんだものが気管に入って誤嚥(ごえん)する

などです。

3.パーキンソン病の嚥下障害の合併症

パーキンソン病の嚥下障害による症状のため、起こりやすい合併症があります。合併症になると、さらに体調が悪くなることも多いため注意が必要です。 

(1)誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)

食べものや唾液などが気管に入ると、胃ではなく誤嚥によって肺へ入ってしまいます。

そのため、誤嚥したものにふくまれていた細菌が肺のなかで繁殖して炎症を起こし肺炎になります。 

誤嚥性肺炎は、高齢になると飲みこむ力が弱くなるため、ご年配の方に多く見られます。パーキンソン病は、年齢が進むにつれてかかりやすいこともあり、パーキンソン病の嚥下障害による誤嚥性肺炎は、もっとも起こりやすい合併症です。

また、パーキンソン病の方は、重症になることもあるため注意が必要です。 

(2)栄養不足、脱水

食事に時間がかかり、食べる量も少なくなるため栄養のバランスが悪くなり、水分も十分にとれずに脱水になることがあります。 

(3)口のなかの感染

食べものや唾液が口のなかにたまりやすくなって、口のなかが汚れやすくなります。口のなかが汚れたままだと、細菌が増えて感染を起こしやすくなります。

4.パーキンソン病の嚥下障害の対処法

ーキンソン病における嚥下障害は、症状が進行してから気づくことも多いため、早い時期から食事の工夫やリハビリをすることが対処法になります。

日常生活では、次のようなことを心がけると、合併症の予防にもなります。 

(1)食事は飲みこみやすい形にする

食べものを一口で食べられる大きさや細かい形に切っておくと、飲みこみが楽になります。一口の量が多い方は、意識して少しずつ食べることもコツです。 

お薬は、粉薬はむせやすいので、飲みにくいときは、主治医に相談して錠剤へ変えてもらったり、ゼリーなどに混ぜると飲みやすくなります。 

(2)とろみをつけておく

食べものや飲みものにとろみをつけると、のどの通りがよくなり飲みこみが楽になります。とろみは、片栗粉や市販のとろみ剤などを使って、飲みこみやすいかたさに調整することがポイントです。 

(3)食事の姿勢に注意する

食事のときの姿勢が悪いと、誤嚥を起こしやすくなるため、姿勢を正しくすることも大切です。食事をするときは、かかとが床につく高さの椅子に座り、自然な前かがみの姿勢が理想的です。 

(4)口のなかをきれいにする

口の中は、雑菌が繁殖しやすいので、口の中をきれいに保つことも誤嚥の予防には大切です。食後の歯みがきや入れ歯の手入れをこまめに行い、歯こうや歯石がたまるのを防ぎます。 

(5)リハビリをする

口のまわりの筋肉や舌などを動かしてリラックスすると、食事が食べやすくなります。首や肩まわりなどのストレッチのような軽い運動も、嚥下に使う筋肉をスムーズにする効果もあるため、無理のない範囲で行うとよいでしょう。 

食べることは、からだに必要な栄養やエネルギーをとるためだけでなく、生活のなかの楽しみの1つでもあります。

食べやすく、おいしいと感じるものを食べることと同時に、家族や友人などと一緒に楽しみながら食事をするなどの雰囲気や環境づくりは、パーキンソン病におかかりであっても、生活や気持ちを豊かにする方法の1つにもなります。 

パーキンソン病は、多くの場合、ゆるやかに病状が進んでいくため、お薬の治療などで症状をうまくコントロールしながら、長くおつきあいする病気でもあります。そのため、なるべく生活に不自由がでないように、症状の予防を心がけることがとても大切です。 

パーキンソン病の嚥下障害は、食べ方などの日常生活のちょっとした工夫を心がけることで予防と改善ができる症状です。どうぞあきらめないでください。

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