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文責:横幕鍼灸院 院長 横幕胤和
最終更新日 2024年6月20日
パーキンソン病は、脳の神経伝達物質であるドーパミンが減少することによって起こる症状です。
パーキンソン病は50歳以上で発症することが多く、10万人中150人が発症すると言われています。
パーキンソン病は、「安静時振戦(しんせん)」「寡動(かどう)・無動」「筋固縮(きんこしゅく)」「姿勢反射障害」の4大運動症状がよく知られていますが、非運動症状も見られます。
非運動症状には、自律神経症状(便秘・排尿障害など)、精神症状(不安・抑うつ・幻覚・記憶障害など)、感覚障害などがあります。
パーキンソン病の運動症状はかなり改善され、抑うつなど非運動症状の重要性が注目されるようになってきました。
パーキンソン病の症状の一つである抑うつは、パーキンソン病自体が原因となっており、一般的なうつ病とは少し違うところがあります。
パーキンソン病の症状である抑うつは、パーキンソン病の症状と大きくかかわっており、一方が改善すれば良い影響が、一方が悪化すれば悪い影響があります。
抑うつ症状はパーキンソン病のQOL(生活の質)を決定する最大の因子であるという報告があります。そのため、適切な一般的な対応方法をして好循環としたいものです。
パーキンソン病の症状である抑うつを改善するためには、抑うつ症状の特徴・原因・一般的な対応方法について知ることが大切です。このページでは、パーキンソン病の抑うつ症状を改善したい方のために、抑うつ症状の特徴・原因・一般的な対応方法について詳しく説明しております。
【目次】
パーキンソン病の症状の一つである抑うつとは、症状や進行に伴う体の変化に対して気持ちが落ち込んでいる状態を言います。
パーキンソン病は運動症状と非運動症状とがありますが、非運動症状の一つに「抑うつ」があります。
慢性疾患では抑うつの症状がよく見られますが、パーキンソン病では他の疾患に比べてより多く見られるということです。パーキンソン病で出る抑うつの症状は、軽い方から重い方までさまざまですが、約半数の方がお悩みだと言います。
パーキンソン病の症状である抑うつの特徴は、パーキンソン病であるということのショックから現在や将来に対する不安を感じやすいことです。一般的なうつ病と異なり、自己否定、自殺願望などは少なく、不安が強いのです。
パーキンソン病の症状である抑うつは、QOLを大きく左右します。抑うつ状態になると、パーキンソン病の判断や一般的な対応方法を受け入れられなくなることがあります。
パーキンソン病の症状である抑うつは、運動症状とお互いに影響し合っています。抑うつによってパーキンソン病の一般的な対応方法がスムーズに進まないと、運動症状が悪化し、症状が悪化すると抑うつ状態も強くなります。抑うつは睡眠障害をも引き起こします。
パーキンソン病の抑うつ症状を改善すれば、パーキンソン病の他の症状も改善されます。
パーキンソン病の症状である抑うつの原因は、
といった、パーキンソン病自体に由来するものです。
特別な意識をすることなくできていたことが、思うようにできなくなり、もどかしい思いをされるでしょう。自分がパーキンソン病という難病にかかったことを受け入れるのは難しいでしょう。進行性の症状であるため、今後のことが不安にもなります。
パーキンソン病は、ドーパミンという神経伝達物質の減少によって起こる症状ですが、セロトニンやノルアドレナリンという神経伝達物質も減少していると言われています。
セロトニンやノルアドレナリンの異常は、抑うつ症状を起こしうるとされていますので、パーキンソン病の方は抑うつ症状を起こしやすいと言えます。また、ドーパミンの分泌が少ないので、やる気が起こりにくい状況でもあります。
これらの要因が重なって、パーキンソン病の方の約半数に抑うつ症状が現れます。症状に対する不安は多くの方が持っています。周囲の方に相談をして、少しでも不安や悩みを軽くしましょう。
パーキンソン病の症状である抑うつは、パーキンソン病に対する不安からきているので、パーキンソン病とご自身の状態について理解する必要があります。お薬の効きやすい時間帯、日々の体調、天候、精神状態などで、症状の現れ方も違ってきます。
パーキンソン病に対して、必要以上に不安を抱いていることもあるかもしれません。注意深く対処しなければならないことと、あまり悩まなくてよいこととを区別しなければなりません。
日々の症状の変化に一喜一憂するのではなく、適切な一般的な対応方法を行い、良い状態を長く続けられるようにしましょう。
パーキンソン病の抑うつ症状が改善すればパーキンソン病の他の症状も改善されます。パーキンソン病の一般的な対応方法をきちんと行い、症状が改善すればパーキンソン病に対するストレスが小さくなり、抑うつの症状も改善されます。
①お薬による対応
パーキンソン病のお薬による一般的な対応方法は、副作用や効果の低下などが起こる場合があります。しかし、服薬を中止すると、悪性症候群という重い症状が現れることがありますので、自己判断で休薬や減薬をしてはいけません。
②リハビリ
ピアカウンセリング
①パーキンソン病の正しい理解
パーキンソン病を受け入れて、適切な一般的な対応方法で改善を目指します。
②ピアカウンセリング
同じ悩みを持つ方達と話し合います。
③心理相談
専門家に悩みを相談し、不安を解消します。
④認知行動療法
思考や行動を見つめ直して考え方の偏りを修正します。
⑤お薬による対応
⑥気分転換適度な運動や趣味、外出などで症状ヘの執着を減らします。
抑うつの症状は、放置すると数ヶ月から1年ほど続きますが、きちんと一般的な対応方法をすれば1/4くらいの期間で改善することが多いということです。
周囲の方は、必要なときには手助けを、見守るべきときにはゆったりとした気持ちで応援をしてあげてください。すべてに手を貸すのではなく、ご本人が自力でできるようになることは満足感につながり、大切なことです。
パーキンソン病の抑うつ症状と運動症状とは影響し合っています。一方が改善されれば他方も改善されます。一般的な対応方法が充分に行われずに一方が悪化すると、他方も悪化します。
必要以上に不安がらずに、パーキンソン病を受け入れて適切な一般的な対応方法を行い、好循環を作りましょう。最初は気が重いかもしれませんが、一般的な対応方法により症状が改善されればやる気もアップするでしょう。
当院では以下のポイントにてパーキンソン病の改善を目指します。
パーキンソン病の方は、長引く症状の影響、心理的要因、お薬の影響などより、免疫力が低下されている方が多いです。
このため、他の症状にもかかりやすくなっています。免疫力が低下する事により、改善が遅くなります。
免疫力が下がりますと、お薬が効きにくくなりますので、かえってお薬の量が増えたりします。
あなたが本来お持ちの免疫力を上げる事は、パーキンソン病を改善するためには大切であると考えます。
パーキンソン病でお困りの方は、大変大きな不安をお持ちです。症状が苦しくてあきらめがちにもなります。
パーキンソン病を改善するためには、原因を見つけ、しっかりと対応することが大切です。どうぞあきらめないでください。
Q1.当院の鍼灸を受ける前は、どのようなお悩みや気になることがありましたか?
パーキンソン病歴25年で、どんどん体の動きが悪くなる一方の時期に、インターネット検索で先生の一般的な対応方法を知りました。
昼間は動けなくなることが増え、夜間は頻尿の為に眠りが浅く辛い日々でした。
Q2.(上記の状態が)ある事で、どのような嫌な思いをしましたか?
発声のしやすい言葉を選んで話したり、スムーズに動けないために外出準備に長時間かかっていて、時間を気にしたり、周囲に気を遣うことが多かったです。
Q3.実際に当院の鍼灸を受診してみて、どのように感じましたか?
一般的な対応方法に取り組む心構えを教わる中で「必ず良くなりますからね。いっしょに頑張りましょうね。」と言葉がけを頂けたことが何よりも嬉しく、有り難いことだと感じました。
一般的な対応方法の回数を重ねるごとに体調が良い時間が増えてきています。食事改善に取り組んだことで体の内側からも変化が起こっているように感じています。先生のアドバイスのお陰です。
Q4.当院へのご意見・ご要望があれば、ぜひお聞かせください。
今後も継続して通院致しますので引き続きよろしくお願いいたします。
*個人の感想であり効果を保証するものではありません。
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