「パーキンソン病の情報サイト」は、病院では治らない、原因不明と言われたパーキンソン病・振戦・無動・固縮・姿勢反射障害などを中心とした情報を提供する、鍼灸院運営の情報サイトです。
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パーキンソン病は、国内では1,000人に1人が発病しており、総数10万人以上と言われています。男性より女性の方が多いとされています。
高齢化社会が進むにつれて、パーキンソン病を発病する方はますます増えていくと考えられます。
パーキンソン病は、手足がふるえたり、動きが遅くなったりする運動症状がよく知られていますが、自律神経症状や睡眠障害、精神症状、認知機能障害などの非運動症状もあります。
このパーキンソン病の自律神経症状の一つに頻尿があります。1日に8回以上トイレに行きたくなることを「頻尿」と言います。
パーキンソン病の頻尿の症状など排尿障害は、運動症状が出たあとにみられる症状です。パーキンソン病でお困りの方の約半数が頻尿の症状で悩まれていると言われています。
パーキンソン病で体が思うように動かせないのに、頻繁にトイレに行かなければならないのは大きな負担であり、尿失禁の心配も出てきます。また、夜間頻尿により睡眠が妨げられ、充分な休息を取ることが難しくなります。
頻尿や尿失禁が不安となったり、睡眠不足で疲労が残ったりすると、外出も控えがちになります。しかし、頻尿の症状を改善して活動の幅を広げれば、精神面にも良い影響がありますし、体を動かすことによってパーキンソン病のリハビリにもなります。
日常生活を楽しむためにも、パーキンソン病のリハビリのためにも、ぜひ頻尿の症状を改善しましょう。
パーキンソン病の症状の一つである頻尿を治すためには、パーキンソン病の頻尿対策について知ることが大切です。このページでは、パーキンソン病の症状である頻尿について詳しく説明しております。
【目次】
パーキンソン病とは主に、安静時に手足がふるえる、筋肉が硬くなる、動きが遅くなる、転びやすくなるなどの運動症状がみられる病気です。
これらをパーキンソン病の4大症状と言います。
またパーキンソン病には、自律神経症状(頻尿、便秘など)や睡眠障害、精神症状、認知機能障害などの非運動症状もみられます。
パーキンソン病は、50~60代で発病することが多く、ゆっくりと進行する神経性変性疾患です。
中脳の黒質という部分の神経細胞が減少して機能が低下し、神経伝達物質ドーパミンが減少することによって症状が現れると言われています。
パーキンソン病の大半は遺伝性ではありませんが、若年性のパーキンソン病は遺伝子の異常がある方もいらっしゃいます。
パーキンソン病の症状は、運動症状と非運動症状があります。パーキンソン病ではないのに似たような症状を示す「パーキンソン症候群」というものがあります。
パーキンソン病は検査では異常が見つけにくいので、他の疾患や薬の影響によるパーキンソン症候群ではないかという確認が必要となります。
パーキンソン病の症状として、代表的な4症状があります。
①振戦(しんせん)
じっとしているときに手足がふるえる安静時振戦が、パーキンソン病の最初の症状としてよくみられます。左右差があり、手足を動かすとふるえが止まります。
②筋固縮(きんこしゅく)
筋肉が硬くなり、他者が関節を曲げたり伸ばしたりするときに、抵抗感のあるぎこちない動き(歯車様固縮)をします。本人は気づかないことが多いようです。
③寡動(かどう)・無動
動作が遅く小さくなります。表情が乏しくなったり(仮面様顔貌)、声が小さくなったり(小声症)、字が小さくなったり(小字症)します。歩幅が小さい小刻み歩行、歩き始めの一歩が出にくいすくみ足といった現象もみられます。
④姿勢反射障害
パーキンソン病が進行してみられる症状で、体のバランスが崩れやすく転びやすくなります。立ち上がるときや方向転換をするときは特に注意しましょう。
病気の経過年数によって現れる症状が異なります。
①自律神経症状
②睡眠障害
③精神症状
④認知機能障害
⑤その他
パーキンソン病のような神経疾患は、排尿障害を起こしやすいと言われています。
神経疾患で脳と膀胱との間の神経回路に異常が起こると、膀胱にたまっている尿が少ないにもかかわらず、誤って排尿の指令が出ます。そのために頻尿になります。
パーキンソン病では排尿障害の頻度が高く、運動症状が現れたあとに起こり、運動機能低下と関連があると言われています。
頻尿には昼間頻尿と夜間頻尿がありますが、神経疾患では夜間頻尿から始まることが多いようです。
パーキンソン病の排尿障害では、夜間頻尿が6割以上で最も多く、尿意切迫感、昼間頻尿がこれに続きます。
パーキンソン病の夜間頻尿の原因として次のようなことが考えられます。
パーキンソン病の頻尿は、パーキンソン病を発症する年齢とも関連があります。男性は前立腺肥大、女性はストレス性尿失禁、65歳以上は特発性過活動膀胱を起こしやすいため、誘因となります。
パーキンソン病の頻尿は、夜間も心配ですが、外出に際しても不安があります。パーキンソン病では俊敏な動きができないため、尿失禁の心配もあります。
このような不安をなくすためには十分な治療が必要です。
ドーパミンを補う薬でパーキンソン病自体が改善できれば、頻尿もある程度改善できます。パーキンソン病の頻尿対策として、薬物療法やトレーニング、生活習慣の改善などがあります。
(1)過活動膀胱が原因の場合
①ドーパミン薬
一定期間内服することで効果が現れます。
②抗コリン薬
排尿回数や失禁回数が減り、改善効果がみられます。副作用として、口渇(こうかつ:口の渇き)、認知症の悪化、便秘などがあります。
③利尿作用のある飲み物を控える
夕方以降、アルコールやカフェイン(お茶、コーヒー)など利尿作用のあるものは控えましょう。これらは、利尿作用だけでなく、睡眠にも影響を与えます。
④膀胱訓練
尿意を我慢する訓練です。5分くらいから徐々に延ばして、2~3時間くらいまで我慢できるようになることが目標です。
⑤骨盤底筋トレーニング
女性の場合、骨盤底筋の筋力低下が頻尿の原因の一つだと言われています。
(2)夜間多尿が原因の場合
排尿の時間と尿量を記録し、夜間多尿であるかを確認します。夜間多尿であれば、尿量を減らす作用のある薬を使用することがあります。
(3)睡眠障害が原因の場合
催眠剤などを使用したり、眠りやすい環境を作ったりして十分な睡眠を取りましょう。睡眠障害は頻尿の原因にもなりますし、頻尿になると睡眠を妨げることにもなります。この悪循環をストップさせることが必要です。
また、パーキンソン病の症状を悪化させたり、パーキンソン病の薬の効果を低下させたり、副作用を強めたりする薬があります。胃腸薬、抗うつ薬、認知症の薬などを使用されている方は注意しましょう。
パーキンソン病で動作が緩慢になっている方にとって、頻尿は不安でとてもつらい症状であると考えられます。しかし、しっかりと治療やトレーニング、日常生活における心がけなどで症状を改善することができます。どうぞあきらめないでください。
ここでは患者さんの声をご紹介します。
Q1.当院の鍼灸治療を受ける前は、どのようなお悩みや気になることがありましたか?
パーキンソン病歴25年で、どんどん体の動きが悪くなる一方の時期に、インターネット検索で先生の治療法を知りました。
昼間は動けなくなることが増え、夜間は頻尿の為に眠りが浅く辛い日々でした。
Q2.(上記の状態が)ある事で、どのような嫌な思いをしましたか?
発声のしやすい言葉を選んで話したり、スムーズに動けないために外出準備に長時間かかっていて、時間を気にしたり、周囲に気を遣うことが多かったです。
Q3.実際に当院の鍼灸治療を受診してみて、どのように感じましたか?
治療に取り組む心構えを教わる中で「必ず良くなりますからね。いっしょに頑張りましょうね。」と言葉がけを頂けたことが何よりも嬉しく、有り難いことだと感じました。治療の回数を重ねるごとに体調が良い時間が増えてきています。食事改善に取り組んだことで体の内側からも変化が起こっているように感じています。先生のアドバイスのお陰です。
Q4.当院へのご意見・ご要望があれば、ぜひお聞かせください。
今後も継続して通院致しますので引き続きよろしくお願いいたします。
*個人の感想であり効果を保証するものではありません。
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