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パーキンソン病とたばこの関係

パーキンソン病とたばこの関係

パーキンソン病は、厚生労働省が難病の方にたいして対策をおこなう「特定疾患治療研究事業」の病気の1つになっています。

そのため、パーキンソン病はめずらしい病気というイメージがあるかもしれません。 

しかし、日本では約15万人の方がパーキンソン病にかかっていると考えられています。

この数字からみると、1000人に1人~1.5人の割合でパーキンソン病の方がいることになり、けっして少ないというわけではありません。 

パーキンソン病になりやすい年齢は50歳以上で、60歳以上では100人に1人の割合でパーキンソン病の方がいるといわれています。

年齢をかさねるにつれてパーキンソン病になる人の数は多くなります。そのため、高齢化にともない、パーキンソン病の方の数は増える傾向にあります。 

なぜパーキンソン病を発症するのかは、まだ原因がはっきりわかっていないことが多く、病気そのものを治すことは残念ながらむずかしい病気です。しかし、パーキンソン病の原因や治療の方法をみつけるために、今もいろいろな研究が行われています。 

今までの研究結果の1つに、たばこを吸っているとパーキンソン病になるリスクが低いという結果があります。一般的に、たばこはからだに悪い影響を与えるといわれており、このような結果を聞くと驚かれる方も多いと思います。 

このページでは、パーキンソン病とたばこの関係についてお知りになりたい方のために、パーキンソン病を発症するメカニズムと関係の深いドーパミンという物質や、たばこに含まれるニコチンとドーパミンの関係について詳しく説明しております。 

【目次】

  1. パーキンソン病とドーパミンの関係
  2. ニコチンとドーパミンについて
  3. パーキンソン病とたばこの関係
  4. パーキンソン病の予防方法

1. パーキンソン病とドーパミンの関係

パーキンソン病とたばこの関係を知るためには、まずはパーキンソン病の発症に関係するドーパミンという物質について理解することが大切です。 

私たちのからだは、脳からの指令が神経細胞を伝わり、最終的に筋肉細胞へと伝わることで、指令の通りに体が動くようになっています。

この神経細胞同士の情報を伝達しているものは、神経伝達物質とよばれます。 

神経伝達物質は種類がたくさんあり、代表的なものは

  • ドーパミン
  • アセチルコリン
  • セロトニン
  • ノルアドレナリン

などです。 

これらの神経伝達物質のなかでも、パーキンソン病に深く関係しているのは「ドーパミン」です。ドーパミンは、おもに脳の黒質というところにある「ドーパミン神経」で作られます。 

パーキンソン病は、ドーパミン神経の神経細胞が減って、ここで作られるドーパミンの量が少なくなることによって発症します。 

パーキンソン病は、脳から全身への運動の指令が筋肉にうまく伝わらなくなるため

  • 手足が震える(振戦)
  • 筋肉がこわばる(筋固縮)
  • 動きが鈍くなる(動作緩慢)
  • 身体のバランスがとりづらくなる(姿勢保持障害)

などのからだの動きがスムーズにできなくなる症状がおこります。

2.ニコチンとドーパミンについて

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たばこにはニコチンがふくまれていますが、ニコチンの化学的な構造は神経伝達物質の1つでもある「アセチルコリン」によく似ています。

このアセチルコリンは、アセチルコリン受容体というところに、鍵穴のようにぴったり形が当てはまることで作用します。 

アセチルコリンに形がよく似たニコチンが、アセチルコリンの代わりにアセチルコリン受容体に受け取られることで、ドーパミンなどの神経伝達物質の分泌も増えます。 

ドーパミンは、やる気や集中力を高めて、楽しみや幸福感などの快感を感じるはたらきがあります。たばこを吸ったときに気分がよくなり、落ち着くと感じるのはニコチンによってドーパミンが分泌されるためです。 

ドーパミンが、普通の量で分泌されるのはからだや心にとって必要ですが、大量に分泌されるとより快感を感じようとする依存症になってしまいます。たばこをやめようと思ってもなかなかやめられないのは、ニコチン依存症になるためです。

3.  パーキンソン病とたばこの関係

パーキンソン病とたばこの関係については、今までにさまざまな研究が行われてきました。

研究の結果をまとめると、以下のようなメリットとデメリットの意見があります。 

1)たばこのメリット 

たばこにふくまれるニコチンが、ドーパミンの分泌量を増やすことで、結果としてたばこを吸うことがパーキンソン病の発症や悪化の予防に効果があるのではないかという考えがあります。

また、ニコチンには神経を保護する効果もあるのではないかという意見もあります。

また、ニコチンが、からだのなかで重要な働きがあるアセチルコリンのような作用をしているため、パーキンソン病の新たな治療法への手がかりとなる可能性が期待されるような研究の結果もあります。 

2)たばこのデメリット 

ニコチンによるドーパミンの分泌は、からだにとって良い働きがあるものではなく、無理やりドーパミンを出しているだけに過ぎません。そのため、ニコチンのパーキンソン病への効果を否定する報告もあります。 

たばこには、ニコチンだけでなく多くの化学物質が入っています。そのなかには、からだに害がある物質も多くふくまれていて、もともとたばこを吸っている人は、全くたばこを吸わない人よりも肺がんなど他の病気にかかりやすいというデメリットも多くあります。 

パーキンソン病とたばこの関係について、現在わかっている限りでは、たばこを吸うことがパーキンソン病にならないための予防や、症状の悪化に効果があるかどうかは、はっきりわかっていないのが現状です。

4.  パーキンソン病の予防方法

たばこがからだにあたえる害は、パーキンソン病に効果的というものよりはるかに害が大きいため、パーキンソン病の予防や症状の悪化を期待してたばこを吸うことはすすめられません。 

ドーパミンは、健康にすごしていてもご年配になるにつれて分泌する量が少なくなります。

パーキンソン病にならないための予防やパーキンソン病になっても悪化をふせぐためには、ドーパミンが減らないような健康的な生活を心がけることのほうが効果的です。 

パーキンソン病の予防方法としてすすめられるのは、以下のようなことがあります。 

(1)運動

運動するとドーパミンの分泌する量が増えます。普段から運動する習慣をつけることは効果的です。 

(2)好奇心をもって生活を楽しむ

ドーパミンは「幸せホルモン」ともよばれ、楽しいときや幸せな気持ちになったときに増えるとも言われます。 

(3)ストレスをためない

ストレスがたまると、ドーパミンの分泌は少なくなってしまいます。ドーパミンが少ない状態がつづくと、うつ病や不眠症などになりやすくなります。うまくストレスを発散して気分転換を心がけることは大切です。 

(4)コーヒーや緑茶を飲む

パーキンソン病の予防方法の研究結果の1つに、コーヒーに入っているカフェインや、緑茶のポリフェノールに効果があるのではないかという報告があります。たくさん飲むと効果があるわけではないので、適量を飲むとよいでしょう。 

パーキンソン病は難病に指定されており、いまだにはっきりとした原因や治療法についてはわからないことが多くあります。しかしながら、パーキンソン病におけるたばこの影響は見過ごせないものあります。パーキンソン病の症状を改善するためにも、たばこの習慣を見直すことは重要です。

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