「パーキンソン病の情報サイト」は、病院では治らない、原因不明と言われたパーキンソン病・振戦・無動・固縮・姿勢反射障害などを中心とした情報を提供する、鍼灸院運営の情報サイトです。
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パーキンソン病に起こる症状のひとつに、痛みがあります。さまざまな疾患に出現するのが「痛み」であり、場合によっては原因が特定しにくいこともあります。
また、よくある症状であるがために、軽くとらえられてしまう傾向もあります。
パーキンソン病の症状としては、痛みでお悩みの方は半数以上いらっしゃいます。
痛みの症状はつらいものですので、少しでも軽減できるような治療法や対策は必要不可欠となります。
パーキンソン病の症状である痛みを治すためには、パーキンソン病の症状 痛みの原因・治療、対策について知ることが大切です。
このページでは、パーキンソン病の症状である痛みの原因・治療、対策について詳しく説明しております。
【目次】
パーキンソン病とは、脳内の伝達物質「ドーパミン」が充分に分泌しなくなることで起こる疾患です。年齢が50歳を超えている中高年の方が発症しやすくなります。
症状には、運動にかかわるものとそうでないものと幅が広く、進行はゆっくりです。
パーキンソン病の主な症状として「四大症状」があります。運動機能に係わる症状ですが、これらが高じて痛みを引き起こす可能性があります。
(1)振戦(しんせん)
手指や顎、上肢から下肢にかけてふるえがくる症状です。安静時に見られることが特徴です。精神的な緊張状態で、ますます強くなる傾向があります。
あえて抑えようと思えば止まりますし、何かの作業をしている時や睡眠中は出現しません。
(2)固縮(こしゅく)
体中の力を抜いてリラックスした状態の時に、筋肉のこわばりや抵抗感が出る現象です。しなやかな関節の動きができなくなるので、見た目にぎこちなく不自然で機械的な印象を与えます。
(3)無動(むどう)
全体的に動作が緩慢になります。関連して、文字を綴ると字が小さくなる、話す時の発声もささやき声になるなどの症状が出ます。この現象が顔面に出ますと無表情となり、よく「能面のよう」といわれています。
(4)姿勢反射障害(しせいはんしゃしょうがい)
バランス感覚を保持するのがむずかしくなります。何かの拍子で体勢が崩れたとき、反射神経によって立て直すことができないため、転倒することが多くなります。歩くときの歩幅が狭くなることも特徴です。
これらの症状は、最初に左右の片側だけ、あるいは部分的に見られますが、期間が経過するにつれ両側、全体的にあらわれるようになります。
パーキンソン病における痛みの症状は、先述した現象などの影響によって、関節や筋肉、神経といった部位に生じることが多くなります。
また、痙攣(けいれん)が起きた際に生じる痛みもあります。
姿勢反射障害からくる痛みは、脊椎のずれや歪みが神経を圧迫することもあります。
瞬間的に「ずきん」としたり、「ピリピリ」して、精神的にも負担となる類の痛みといえます。また無動の症状で起こるむくみが、痛みにつながることもあります。
肩こりや首こり、腕がきちんと上がらないなど、痛みが漠然としていることがあります。例えば、パーキンソン病ではリハビリテーションが治療のひとつでもありますが、運動をした後に筋肉が痛むことがあります。いわゆる「筋肉痛」です。
これは運動することで乳酸がたまり、分解することが追いつかず痛みとなるしくみです。時間がたてば乳酸の分解がすすみ、また筋肉も鍛えられるので痛みもなくなります。しかし日頃から複数の痛みが出ていると、その理由もわからず不安になることでしょう。
痛みの症状は、元となる疾患の特定がむずかしいこともあります。とくに、いくつかの症状が重複していますと、なおさら困難になります。由来の知れない痛みの症状がきっかけで医療機関を受診され、パーキンソン病と診断されるケースも少なくありません。
パーキンソン病における痛みの原因には、パーキンソン病の特質として多くの症状を呈することが関係しています。
症状のそれぞれが影響を与え、全身のさまざまな部位に痛みをもたらしているといえます。
固縮の症状は、筋肉をこわばらせるものです。この症状が頸部に見られた場合は、肩こりや首こりの原因となります。
またパーキンソン病では睡眠障害もひとつの症状でありますが、睡眠の不足は頭痛の原因ともなります。
筋肉が持続して収縮する「ジストニア」の症状も痛みの原因となります。ジストニアは、早朝に起こることが比較的多く、ドーパミンは早朝に不足しがちになるということが背景として考えられます。
また治療期間が長期に及んできますと、抗パーキンソン病薬の服用時間が、痛みの抑制にも関与してくるようです。薬の副作用や効き方に変化が出てくることで、痛みの程度や出方に影響してくるのです。
パーキンソン病でも、まったく原因のつかみにくい痛みがあります。その中には、自律神経の不調からくるうつ状態や体調不良が起因している場合もあるのです。心の負担はどの程度の深刻さか診断しにくく、痛みの正体は結局「原因不明」とされがちです。
パーキンソン病のドーパミン不足は周知のことですが、セロトニンの分泌にも関与しているのではないかという説があります。セロトニンは痛みにかかわる成分で、パーキンソン病において何らかの異常をもたらしている可能性が否定できないといいます。
パーキンソン病の痛みに対する治療や対策は、パーキンソン病の基本的な治療そのもので、ある程度は緩和されると考えられます。
痛みの種類がわかっている場合では、下記のような対策が有効です。
(1)固縮による痛み
悪化した痛みに対しては、抗炎症剤や鎮痛剤があります。気をつけるべきは、これらの鎮痛剤は胃が悪くなる恐れがあり、多用するのは好ましくないということです。
筋肉のこわばりは、運動やリハビリテーションをすることでほぐすのが最も効果的です。
(2)脊髄、神経系の痛み
姿勢反射障害による姿勢の悪さがきっかけで歪んだり圧迫している部分は、画像診断で確認できます。矯正や外科手術でも対処できます。部位が特定できれば、集中的に投薬することも可能です。
(3)無動によるむくみでの痛み
足のむくみはリハビリテーションに加えて、弾性ストッキングの着用という方法があります。リンパマッサージやストレッチで血行を改善する、就寝時にとる姿勢で「脚を高くする」といった工夫でも解決の糸口になります。
(4)ジストニアによる痛み
パーキンソン病では、薬剤療法が長期に渡ると薬の効き方が薄れてくる傾向があります。その場合は、服用する量や薬の種類を変えるといった調整をすることで、また効果が得られるようにします。
痛みの症状はパーキンソン病に限らず、精神的にもつらく耐え難いものです。リハビリテーションが筋肉に及ぼす効果は大きいので、毎日の習慣にするのが得策といえます。遊戯的な要素を取り入れ楽しみながらできれば、気持ちの上で負担にならないでしょう。
パーキンソン病における痛みの症状に対して、鎮痛剤はあくまで対処療法です。できるだけ服用しなくて済むよう、運動やリハビリテーションの治療も含めた根本的な治療を行うことが大切です。
あきらめず適切な治療を行うことによりパーキンソン病の痛みは改善します。どうぞあきらめないでください。
ここでは患者さんの声をご紹介します。
Q1.当院の鍼灸治療を受ける前は、どのようなお悩みや気になることがありましたか?
パーキンソン病歴25年で、どんどん体の動きが悪くなる一方の時期に、インターネット検索で先生の治療法を知りました。
昼間は動けなくなることが増え、夜間は頻尿の為に眠りが浅く辛い日々でした。
Q2.(上記の状態が)ある事で、どのような嫌な思いをしましたか?
発声のしやすい言葉を選んで話したり、スムーズに動けないために外出準備に長時間かかっていて、時間を気にしたり、周囲に気を遣うことが多かったです。
Q3.実際に当院の鍼灸治療を受診してみて、どのように感じましたか?
治療に取り組む心構えを教わる中で「必ず良くなりますからね。いっしょに頑張りましょうね。」と言葉がけを頂けたことが何よりも嬉しく、有り難いことだと感じました。治療の回数を重ねるごとに体調が良い時間が増えてきています。食事改善に取り組んだことで体の内側からも変化が起こっているように感じています。先生のアドバイスのお陰です。
Q4.当院へのご意見・ご要望があれば、ぜひお聞かせください。
今後も継続して通院致しますので引き続きよろしくお願いいたします。
*個人の感想であり効果を保証するものではありません。
土曜日・日曜日も診察しています。
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