「パーキンソン病の情報サイト」は、病院では治らない、原因不明と言われたパーキンソン病・振戦・無動・固縮・姿勢反射障害などを中心とした情報を提供する、鍼灸院運営の情報サイトです。
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ドーパミンの説明図
パーキンソン病は、中脳の黒質という部分から分泌されるドーパミン(神経伝達物質)が減少することによって起こります。
パーキンソン病は、発症早期から適切な治療を行えば、日常生活に大きな支障なく生活することができるようになりました。
根本的な治療を行うためには、パーキンソン病の原因や予防の研究も重要です。
このページでは、パーキンソン病の原因として考えられる遺伝因子、環境因子について、詳しく解説しています。
【目次】
パーキンソン病の原因として、遺伝因子が関わっている家族性パーキンソン病は、パーキンソン病の発症に関係している原因遺伝子がわかっています。
家族性パーキンソン病に関わる遺伝子と、家族性パーキンソン病の分類の関係が研究されています。
最近のゲノム解析技術の飛躍的な進歩によって、孤発性パーキンソン病についても、遺伝子が関わっていることや、発症のメカニズムが解明されつつあります。
家族性パーキンソン病の原因遺伝子の中で、一部の変化が、パーキンソン病の原因の一つであることが明らかになっています。
孤発性パーキンソン病でも、遺伝子が関わっていることはわかってきましたが、家族性パーキンソン病のように、遺伝子が主たる原因ではないと考えられています。パーキンソン病の原因遺伝子を複数持っている場合などに、パーキンソン病の発症に何らかの影響を及ぼすと考えられています。
孤発性パーキンソン病の原因は、多くの遺伝因子と環境因子が相互に関係し合って発症すると考えられています。
パーキンソン病の原因の環境因子が、多くの研究でリストアップされています。最も注目されている環境因子として、農薬・殺虫剤があります。
農薬・殺虫剤を扱うことの多い、農業に従事されている方では、そうでない方たちと比べて、明らかにパーキンソン病を発症する割合が高いことがわかっています。
扱ってきた農薬や殺虫剤の量が多く、扱う期間が長いほど、パーキンソン病を発症する割合が高いこともわかっています。
他にパーキンソン病の原因の環境因子として考えられるものに、金属があります。米国の調査では、鉄、銅、鉛を扱う工場などで働いている方で、パーキンソン病の発症する割合が高いことが報告されています。
また、鉄やマンガンは、食事として摂取する場合でも、パーキンソン病の原因となることがわかっています。
パーキンソン病の原因として、遺伝因子や環境因子が解明されつつあります。
同時に、パーキンソン病の発症や進行に対して予防的に働く因子も研究されています。
以前から、喫煙がパーキンソン病を予防するのではないかと考えられていました。喫煙が、パーキンソン病の発症を約50%低下させるという報告もあります。
しかしながら、喫煙は、パーキンソン病でお悩みの方に対しても、その他の健康面から考えても、薦められるものではありません。喫煙がパーキンソン病の発症をおさえることから、ニコチンなどをパーキンソン病の予防や治療に応用する研究に、期待がもたれています。
パーキンソン病の予防因子として、他にカフェインがあります。日系アメリカ人男性8,004人を対象として、コーヒーを飲む人と飲まない人を30年間追跡調査したところ、コーヒーを飲む人の方が、パーキンソン病の発症が明らかに少ないことが報告されています。
これは、カフェインをコーヒー以外の食品から摂っている場合でも、同様の結果でした。
パーキンソン病の原因を明らかにすることは、パーキンソン病の予防や治療をする上で、非常に重要な役割があります。
複数の遺伝因子やさまざまな環境因子が関わる可能性が示されています。環境因子を取り除いたり、予防法を取り入れたりすることにより、パーキンソン病を発症しないで済む可能性があります。どうぞあきらめないでください。
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