「パーキンソン病の情報サイト」は、パーキンソン病・振戦・無動・固縮・姿勢反射障害などを中心とした情報を提供する、鍼灸院運営の情報サイトです。

パーキンソン病の情報サイト


〒657-0051 兵庫県神戸市灘区八幡町2-10-16 サンビルダー六甲山の手1F

アクセス:阪急電鉄六甲駅より徒歩2分

当サイトへのご質問・お問合せや
ご予約はこちら

078-891-3590

お電話によるご予約受付は、年末年始・臨時休診を除き、9:00~18:00にて毎日受け付けております。

パーキンソン病の禁忌・注意すべきこと

文責:横幕鍼灸院 院長 横幕胤和
最終更新日 2024年6月20

パーキンソン病の禁忌・注意すべきこと

パーキンソン病は、年齢が50歳代より上の方で発症することの多い疾患です。

ゆっくりと進行しますので、日々の生活様式などが一般的な対応方法のあり方に関係してきますパーキンソン病を発症しても、充実した生活を過ごすことは可能です 

一般的な対応方法をする上での禁忌事項や、日常生活で気をつけるべきことはいろいろとありますので、それらをふまえておく必要があります。

何気ない暮らしの工夫や、心がまえひとつで、生活の質が格段に向上することもあるのです。 

パーキンソン病の禁忌・注意すべきことを事前に知ることは、パーキンソン病を改善するためにとても大切です。

このページでは、パーキンソン病を改善したい方のために、パーキンソン病の禁忌・注意すべきことについて詳しく説明しております。 

 

【目次】

  1. パーキンソン病とは
  2. 生活する上で注意すべきこと
  3. 食事をする時の注意点
  4. 快適な生活を送るために
  5. パーキンソン病に対する当院の方針

1.  パーキンソン病とは

パーキンソン病とは、神経伝達物質ドーパミンが減少することにより起こる神経変性疾患ですが、近年ではお悩みの方が増えている傾向にあります

命にかかわる疾患ではないのですが、運動機能に関する症状が出ますので生活に大きく関与してきます。 

歩き始めがなかなか踏み出せないことや、歩きだすと逆に止まらない、じっとしている時に手足がふるえる、筋肉や関節が硬くこわばる、動作そのものが緩慢になる、といった動きをコントロールできなくなる症状が主となります 

症状は運動に関係しないものもあり、便秘や排尿障害、睡眠障害やうつ状態など多岐に渡ります。

発症してから改善するまでの期間が長くなるにつれ、病状も変化していきます。その程度に合わせて、暮らしぶりも変化させる必要が出てくるでしょう 

パーキンソン病は、お困りの方も多いため、新薬の開発や研究が積極的にすすめられています。お薬の種類も多く、症状に合わせて選択する余地もあります。一般的な対応方法とじょうずに向き合えば、生活の質を上げることができる疾患です 

2.  生活する上で注意すべきこと・心得

パーキンソン病の一般的な対応方法を行いながら生活する上では、注意すべきことがいくつかあります。下記にまとめてみました。 

1)一般的な対応方法も含めた生活様式を考える

まず、ご自身に最適な一般的な対応方法を見つけることが肝心です。

それまでの生活の中に、一般的な対応方法として必要な要素を自然となじませることを考えましょう。「パーキンソン病の一般的な対応方法も生活の一部」と捉えたいものです。 

2)積極的に身体を動かす

パーキンソン病では年月が経過するとともに動きが鈍くなり、次第に行動できる範囲が制約されるようになります。リハビリテーションは、できるだけ運動機能を維持するための一般的な対応方法です。毎日の積み重ねが重要となります。 

身体を動かすことを苦痛と思わず、楽しみながらレクリエーションの延長としてできれば理想的です。「ご自身でできることは、できるだけする」をモットーとし、積極的に身体を動かすようにしましょう。きちんと生活することが、リハビリテーションそのものとなるのです 

3)ポジティブな精神を忘れずに

パーキンソン病と判断されても、毎日の暮らしは変わることなくあります。目標としていることや趣味が消えてしまうわけでもなく、生き方や考え方を変える必要はないのです。発症する以前の暮らしぶりや生きがいなどは、決してあきらめず続けていくことが最も大切です

3. 食事をする時の注意点

食事をする時の注意点は、主に2つあります。下記にまとめました。 

1)積極的に摂りたいもの

パーキンソン病では、腸の動きが鈍くなることから便秘になりがちです。なるべく便秘を予防できる食物を選ぶようにします。

野菜でも繊維質の根菜類やきのこ類、腸内環境を整えるヨーグルトといった乳酸菌などは、積極的に摂ると良いでしょう 

また食事時に限らず、水分はこまめに摂取することが大切です。トイレが近くなるから、と水を飲まないようにするのは、身体のために良くありません。少量ずつ回数を増やして、適切な水分補給を心がけましょう 

2)嚥下障害に注意する

パーキンソン病における食事の仕方では「嚥下障害」にも注意する必要があります。嚥下障害は、飲み下す反応も鈍ることから誤って誤嚥が起こることです。悪化すると気管支に入った食べ物により肺炎を発症してしまいます。 

ポイントとしては、一度にたくさん口に入れない、飲み込むタイミングをはかる、ゆっくり飲み下す、食事の時間を制限しない(あせらない)などです。また、さらさらの液体は誤嚥が起きやすいので、調理の際にとろみをつけるなどの工夫があると良いでしょう。

4.快適な生活を送るために

パーキンソン病でお悩みの方が、快適な生活を送るために取りいれたい工夫などを、下記にまとめました。

  • 生活の場となる空間(トイレや浴室、寝室も含めて)には手すりやすべり止めをつける、バリアフリーにするなど、過ごしやすくなるための工夫を施す。 
  • 部屋の中や廊下などは歩行の妨げや転倒につながる物は置かず、整理整頓をしておく
  • リハビリテーションの一環として、散歩やストレッチといった負担の少ない運動を毎日の習慣とする
  • ご家族や周囲の方々で、パーキンソン病の特徴やふさわしい接し方などの理解を広め、日頃からネットワークを充実させておく
  • 趣味など楽しみを共有できる外部の方々とコミュニケーションをはかれるようにし、人間らしく生きる生活を維持する 

パーキンソン病は、改善するまでの生活が長くなることは必至となります。しかし心がまえや工夫をすることで、その質は向上していくと考えられています。効果的なお薬も次々に世の中に出ていますし、相応しいものを選択することが可能です

5.パーキンソン病に対する当院の方針

当院では以下のポイントにてパーキンソン病の改善を目指します。

自律神経のバランスの改善

パーキンソン病の原因の一つに、自律神経のバランスの乱れがあります。

特に、身体を緊張させる交感神経が過剰に働いている状態が続いております。交感神経が過剰に優位になりますと、様々な症状を引き起こします。

パーキンソン病で来られる方の多くは、大きなストレス・疲れなどにより、交感神経が過敏になっております。

このため、身体が動きにくい、便秘、汗が出やすくなる、うつ症状などのパーキンソン病の症状が出やすくなっています。自律神経の働きを改善する事により、パーキンソン病の症状の改善を行います。

平衡感覚の改善

当院のパーキンソン病の対応方法では、まず平衡感覚の改善を行ないます。

平衡感覚の不調は、めまい・ふらつきの症状を引き起こします。特に、パーキンソン病のすくみ足・前傾姿勢でお困りの方には、大切な一般的な対応方法です。

身体の平衡感覚のセンサーである、三半規管の不調がパーキンソン病の原因に影響を与えます。

まず、三半規管が不調になると、めまいやふらつきの症状が強くなります。 

平衡感覚の障害は、ドーパミンの産生・再吸収に影響を与えます。この結果、ドーパミンの不足がおこり、パーキンソン病の原因と考えます。パーキンソン病を改善するためには、平衡感覚を改善する事が大切です。

免疫力の改善

パーキンソン病の方は、長引く症状の影響、心理的要因、お薬の影響などより、免疫力が低下されている方が多いです。

このため、他の症状にもかかりやすくなっています。免疫力が低下する事により、改善が遅くなります。

免疫力が下がりますと、お薬が効きにくくなりますので、かえってお薬の量が増えたりします。

あなたが本来お持ちの免疫力を上げる事は、パーキンソン病を改善するためには大切であると考えます。

パーキンソン病でお困りの方は、大変大きな不安をお持ちです。症状が苦しくてあきらめがちにもなります。

パーキンソン病を改善するためには、原因を見つけ、しっかりと対応することが大切です。どうぞあきらめないでください。

患者さんの声 パーキンソン病

パーキンソン病歴25年で、どんどん体の動きが悪くなる一方の時期に、インターネット検索で先生の一般的な対応方法を知りました。
昼間は動けなくなることが増え、夜間は頻尿の為に眠りが浅く辛い日々でした。一般的な対応方法の回数を重ねるごとに体調が良い時間が増えてきています。

徳島県 MSさん 70歳代 男性

Q1.当院の鍼灸を受ける前は、どのようなお悩みや気になることがありましたか?

パーキンソン病歴25年で、どんどん体の動きが悪くなる一方の時期に、インターネット検索で先生の一般的な対応方法を知りました。

昼間は動けなくなることが増え、夜間は頻尿の為に眠りが浅く辛い日々でした。

Q2.(上記の状態が)ある事で、どのような嫌な思いをしましたか?

発声のしやすい言葉を選んで話したり、スムーズに動けないために外出準備に長時間かかっていて、時間を気にしたり、周囲に気を遣うことが多かったです。

Q3.実際に当院の鍼灸を受診してみて、どのように感じましたか?

一般的な対応方法に取り組む心構えを教わる中で「必ず良くなりますからね。いっしょに頑張りましょうね。」と言葉がけを頂けたことが何よりも嬉しく、有り難いことだと感じました。

一般的な対応方法の回数を重ねるごとに体調が良い時間が増えてきています。食事改善に取り組んだことで体の内側からも変化が起こっているように感じています。先生のアドバイスのお陰です。

Q4.当院へのご意見・ご要望があれば、ぜひお聞かせください。

今後も継続して通院致しますので引き続きよろしくお願いいたします。

 

*個人の感想であり効果を保証するものではありません。

当サイトの運営者について

全国から患者さんが来院される

横幕鍼灸院

当院は完全予約制です。
こちらにお電話の上、ご予約ください。

078-891-3590

住所

657-0051 兵庫県神戸市灘区八幡町2-10-16
サンビルダー六甲山の手1F
阪急六甲駅徒歩2分

施術時間

午前   9:00~13:00
午後 14:00~17:00

定休日

火曜日・水曜日・木曜日

施術時間

9:00-13:00

14:00-17:00

土日も予約・施術しております。
研究・講義により臨時休業する場合があります。

サイト内検索はこちらから

今月の施術日のご案内

土曜日・日曜日も予約・施術しています。
当院は完全予約制です

078-891-3590

施術時間

 
9:00~13:00
14:00~17:00

ウェブ予約

当院の紹介

横幕鍼灸院

〒657-0051 兵庫県神戸市灘区八幡町2-10-16
サンビルダー六甲山の手1F
阪急六甲駅徒歩2分

受付時間 9:00-18:00

当院の概要はこちら

当院の理念はこちら