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パーキンソン病の症状 排尿障害

パーキンソン病の症状 排尿障害の症状・原因について

パーキンソン病は、50歳代以降から発症する例が多く、ドーパミンという神経伝達物質の不足から、さまざまな症状があらわれる疾患です。

緩やかに進行しますので、なるべく現状を維持していくことを目的に治療にあたります 

パーキンソン病では、運動の機能に関するものが主な症状となりますが、それ以外にも自律神経や精神面にかかわりのあるものも多々あります。

排尿に関する障害も、そのうちのひとつです。 

パーキンソン病の症状である排尿障害について知ることは、パーキンソン病を治すためにとても大切です。このページでは、パーキンソン病の排尿障害を治したい方のために、パーキンソン病の排尿障害について詳しく説明しております。

 【目次】

  1. パーキンソン病における排尿障害
  2. パーキンソン病の主な症状と排尿障害
  3. パーキンソン病のさまざまな要因と排尿障害
  4. パーキンソン病の排尿障害への対策

1.パーキンソン病における排尿障害

パーキンソン病における排尿障害では、全体の約6割以上の方で膀胱に関する何らかの症状を訴えられるといいます。

具体的には、頻尿(ひんにょう:ひんぱんにトイレに行きたくなる)、排尿困難、失禁、残尿感といったものです。 

尿意をコントロールしているのは自律神経で、パーキンソン病の症状により膀胱や直腸にも影響を与えることになるのです。

また、身体が思う通りに動きにくくなるというパーキンソン病の主な症状も、排泄行動に深く関与してきます 

排尿や排便はデリケートな問題でもありますので、パーキンソン病の進行具合や服用している薬の量や種類、ご本人の気質的な面も考慮して、スムーズに対応できるよう工夫をしていくことが必要となります。

2.パーキンソン病の主な症状と排尿障害

パーキンソン病の主な症状と排尿障害には、大きな関係があります。パーキンソン病では、下記の症状が「四大症状」とされています。 

  • 振戦(しんせん):安静時に手足が震える
  • 固縮(こしゅく):筋肉がこわばり硬直する、時に歯車のようなぎこちない動き
  • 無動(むどう):動きが遅くなる、動かない、動作が小さくなる、無表情など
  • 姿勢反射障害(しせいはんしゃしょうがい):身体のバランスをとるのが困難になる

 四大症状は、どれも運動にかかわるものですので、日常生活をおくるのに支障が出てきます

パーキンソン病の排尿障害では、トイレへの安全な移動や便座をきちんと使いこなす、着衣を整えるといったことに大きく影響してきます。 

頻尿ですと、トイレを使用する回数が増えますトイレまで速やかに移動できなければ失禁につながることにもなります。バランス感覚が乏しくなっている上に、あせる気持ちが加わりますと、転倒したり衝突するなどのアクシデントにつながりかねません。 

パーキンソン病の排尿障害では、精神的な面も無関係ではありません。排出しても尿意が消えない残尿感はつらいものです。また失禁を起こしてしまうと気分が落ち込みますし、精神的なダメージが大きいともいえます。 

うまく移動ができないのに、何度もトイレに行かなければならないことは、心理的に負担となります。自宅ならまだしも、慣れない出先や公衆のトイレを使うのは不安です。トラブルを避けたい思いから、外出を控えるようになってしまいます。

3.パーキンソン病のさまざまな要因と排尿障害

パーキンソン病のさまざまな要因と排尿障害には関連性があります。

パーキンソン病では、同じ自律神経系の症状として、頻尿や残尿感と、夜間に眠れない状況が同時に起きる可能性もあります。「眠れない」「トイレに行く」を繰り返していると悪循環になり、膀胱炎などを引き起こす可能性がありますので注意が必要です。

4. パーキンソン病の排尿障害への対策

パーキンソン病の排尿障害への対策を、下記にまとめてみました。

最近では、ドラッグストアなどで手軽に手に入る便利な排尿関連の商品も数多く販売されています。いろいろと組み合わせて、質の高い生活を実現できるよう工夫します。 

1)居住環境における対策

ご自宅内のさまざまな箇所を、バリアフリー仕様にすることで、起こりうる危険を回避することができます。廊下や階段、トイレ内にはてすりを施し、部屋の敷居にあるわずかな段差もなくすことが肝心です。それだけで転倒の可能性は低くなります。 

お風呂場や寝室のベッドサイド(布団よりもベッドの方が動きが取りやすい)、ご本人がよく利用されるテーブルや居間の空間などにも、適宜てすりを取りつけることで動作の手助けになります。床に、すべりにくい素材を張りつける方法もあります。 

パーキンソン病の排尿障害の場合、トイレ環境は最も大事です。冬場「トイレに行くたびに寒い」というのは好ましくありません。部屋との温度差をなくし、便座も温かくしてリラックスできるようにし、少しでも排尿が苦痛にならない工夫をしましょう。 

ご家族の方々は、家内を整理整頓する習慣をつけることも大事です。パーキンソン病でお困りの方にとっては、何でもないちょっとしたモノが歩行の妨げとなる場合があります。廊下や部屋の中を整然としておくことで、障害物をつくらないようにします。 

2)身の回りでの対策

失禁を恐れる気持ちは、おしめや厚手の専用ナプキン、トイレまで行かずに済む携帯用トイレなどで軽減できます。また、常時いらっしゃる部屋の片隅に間仕切りなどで隠したポータブルトイレ(簡易トイレ)を置けば、トイレを往復する負担はなくなります。 

排尿障害ではトイレの回数が増えるため、衣服はできるだけ簡単に着脱できるものがよいでしょう。ゆとりがあってボタンが少なく、デザインも複雑でないものが便利です。またお腹や腰まわりは冷えやすいため、腹巻などを使用するのが得策です。 

歩行や方向転換の手助けになる杖(つえ)は、最近では(接地面に対して)四点で支える商品があります。従来の杖よりも安定性に優れ、転倒防止となります。木製だけでなくアルミ製や握りやすいグリップ式など種類も豊富になっています。 

3)身近な方々の理解を得る 

パーキンソン病では、ご本人とご家族だけでがんばるのでなく、時に介助の方へ補助を求めることも大切です。医師や介護士、周囲の方などと連携して、パーキンソン病でお困りの方を見守りたいものです。 

パーキンソン病での重症度によりますが、治療費の負担減を目的とする公的な医療制度もあります。最寄りの役所などで確認をしていただき、対象となるようであれば利用するのも方法のひとつです。 

パーキンソン病の排尿障害は、経験されている方の多い症状です。お悩みの方が、できるだけ快適に過ごすことができるよう、便利な商品なども次々に開発されています。医療機関やネットワークを通じて、最新の情報にも注意しておくのが賢明です。 

パーキンソン病の治療では、長期に渡ることが多くなりがちです。大切なのは、ご家族、周りの方と足並みをそろえ、信頼できる治療者と共に治していく事です。どうぞあきらめず、常に連携して治療に専念してください。

患者さんの声 パーキンソン病

パーキンソン病歴25年で、どんどん体の動きが悪くなる一方の時期に、インターネット検索で先生の治療法を知りました。
昼間は動けなくなることが増え、夜間は頻尿の為に眠りが浅く辛い日々でした。治療の回数を重ねるごとに体調が良い時間が増えてきています。

徳島県 MSさん 70歳代 男性

Q1.当院の鍼灸を受ける前は、どのようなお悩みや気になることがありましたか?

パーキンソン病歴25年で、どんどん体の動きが悪くなる一方の時期に、インターネット検索で先生の治療法を知りました。

昼間は動けなくなることが増え、夜間は頻尿の為に眠りが浅く辛い日々でした。

Q2.(上記の状態が)ある事で、どのような嫌な思いをしましたか?

発声のしやすい言葉を選んで話したり、スムーズに動けないために外出準備に長時間かかっていて、時間を気にしたり、周囲に気を遣うことが多かったです。

Q3.実際に当院の鍼灸を受診してみて、どのように感じましたか?

治療に取り組む心構えを教わる中で「必ず良くなりますからね。いっしょに頑張りましょうね。」と言葉がけを頂けたことが何よりも嬉しく、有り難いことだと感じました。

治療の回数を重ねるごとに体調が良い時間が増えてきています。食事改善に取り組んだことで体の内側からも変化が起こっているように感じています。先生のアドバイスのお陰です。

Q4.当院へのご意見・ご要望があれば、ぜひお聞かせください。

今後も継続して通院致しますので引き続きよろしくお願いいたします。

 

*個人の感想であり効果を保証するものではありません。

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