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文責:横幕鍼灸院 院長 横幕胤和
最終更新日 2024年6月20日

パーキンソン病のオンオフ現象(ウェアリングオフ現象)

パーキンソン病とは、脳の神経細胞から分泌されるドーパミンというものが不足することで起こる症状です。

ドーパミンが少なくなることで、からだの動きが悪くなるなどのいろいろな症状が起こります。 

パーキンソン病になる原因は、まだはっきりわかっていないことが多く、難病(特定疾患)に指定されていますが、お薬の一般的な対応方法によって症状の進行や症状をおさえることができるようになってきました。 

しかし、きちんとお薬で一般的な対応方法しているのにもかかわらず、うまく症状がコントロールできないことがあります。

その原因の1つに、「パーキンソン病のオンオフ現象」と呼ばれるものがあります。パーキンソン病でお困りの方の中には、このオンオフ現象の症状でお悩みの方も多くいらっしゃいます。 

パーキンソン病のオンオフ現象は、うまく対処していくことで症状の改善が期待できます。パーキンソン病のオンオフ現象を改善するためには、パーキンソン病とはどういう症状か、またオンオフ現象とはなにかについて知ることが大切です。 

このページではパーキンソン病のオンオフ現象でお困りの方のために、パーキンソン病とオンオフ現象とはどういうものか、またパーキンソン病のオンオフ現象の症状や予防と対策について詳しく説明しております。

 

【目次】

  1. パーキンソン病とは
  2. パーキンソン病のオンオフ現象とは
  3. パーキンソン病のオンオフ現象の症状
  4. パーキンソン病のオンオフ現象の予防と対策
  5. パーキンソン病に対する当院の方針

1.パーキンソン病とは

パーキンソン病は、年齢をかさねるにつれてかかりやすくなるため、ご年配の方に多く見られる症状1つです。

高齢化社会にともない、パーキンソン病になる方は、年々増える傾向にあります。 

パーキンソン病の発症に深く関係しているドーパミンは、からだを動かすときに指令を伝える役割があるため、パーキンソン病になると運動にかかわる働きが悪くなる症状がおこります。 

パーキンソン病のおもな症状は、からだの動きがスムーズにできなくなることで

  • 手がふるえる
  • 筋肉がこわばり、動作が遅くなってしまう
  • からだのバランスが悪くなる

などがあります。 

パーキンソン病になっても、病状はゆっくりと進むため、一般的な対応方法を早いうちにはじめることによって、症状の進行をおさえて、症状をうまくコントロールすることができます。 

パーキンソン病の一般的な対応方法は、少なくなったドーパミンをお薬でおぎない、症状をやわらげるお薬による対応が中心となります。

2.パーキンソン病のオンオフ現象とは

パーキンソン病の症状が、お薬の効果でおさえられている状態のことをオン(ON)現象、反対にお薬の効果が見られない状態のことをオフ(OFF)現象といいます。

この現象が、突然スイッチが入ったり切れたりするかのように出てくる症状がオン・オフ(ON-OFF)現象です。 

きちんとお薬を飲んでいるのに、パーキンソン病の症状が、突然スイッチが切れたかのようにあらわれたかと思うと、反対に急にスイッチが入ってからだがスムーズに動けるようになる現象です。 

パーキンソン病のオンオフ現象の原因は、「ウェアリング・オフ現象」と呼ばれるものが悪化した状態ではないかと考えられています。 

ウェアリング・オフ現象とは、パーキンソン病の一般的な対応方法に使う代表的なお薬のL-ドパの効果がだんだんと短くなってしまい、お薬が効いている時間が短くなってしまう現象です。 

このウェアリング・オフ現象は、L-ドパのお薬を飲みはじめてから5年くらいになるとと約半分近くの方にあらわられる症状と言われています。そのため、パーキンソン病のオンオフ現象の症状も、L-ドパのお薬を長いあいだ使って一般的な対応方法をしている方に多くみられます。

3.パーキンソン病のオンオフ現象の症状

パーキンソン病のオンオフ現象は、お薬を飲んだ時間に関係なく起こるため、予測することが大変むずかしい現象です。

パーキンソン病の症状が突然良くなったり悪くなったりするので、日常生活を送るうえで不便になることも多くなります。

オンオフ現象の症状は、パーキンソン病の症状が良くなっている状態(ON)と症状が急に悪くなる(OFF)の状態をくり返します。

症状がでるタイミングも前もってわからないので、1日に何度も起こることもあれば、まったくオンオフ現象が出ずに症状がおちついている状態が続くこともあり、逆に症状が悪い状態が続いてしまうこともあります。

具体的な症状としては、以下のようなことがあります。

  • 楽しく会話をしながら、食事をしていたにもかかわらず、突然表情がとぼしくなり、手足のふるえが出て、声が聞きとれないほど小さくなる
  • うまく食べ物を飲みこめなくなる
  • 外出先で急に動けなくなってしまい、ころんでしまう

パーキンソン病のオンオフ現象の症状は、突然スイッチが変わるように起こるので、パーキンソン病でお困りの方や介護される方などにとっても、日常生活に大きな影響をおよぼしてしまうこともあります。

いつおこるかわからない症状のために外出ができなくなるなど、生活のスタイルやリズムもくずれてしまい、お悩みの方も多くおられると思います。

4.パーキンソン病のオンオフ現象の予防と対策

パーキンソン病のオンオフ現象の予防と対策には、いろいろな方法があります。

パーキンソン病でお困りの方は、それぞれ病状や症状がちがうので、ご自分にとってもっとも効果がある方法をさがすことが大切です。 

(1)お薬を調整する 

パーキンソン病の改善にとって大切なお薬をうまく調整することで症状の改善が期待できることもあります。

量を最初から多量に使わないようにお薬の量に気をつけて調整する、飲むタイミングを変えるなどの方法があります。 

また、お薬の種類を変えたり、別のお薬を追加する場合もありますが、お薬を調整するには、よく相談することが大切です。普段のご自宅での症状を上手にお話しして、ご自分にあったお薬の量や種類を見つけることが、症状の改善につながります。 

(2)症状をよく観察する 

パーキンソン病でお薬での一般的な対応方法が長くなってきたときには、お薬の効果や症状の起こり方に変化がないか、ご自分の症状をよく観察することも大切です。 

パーキンソン病のオンオフ現象があらわれる前に、お薬の効果が短くなってきたと感じる時などは、早めに相談し対処するようにしましょう。 

また、パーキンソン病のオンオフ現象がどのようなものか、また、お薬での一般的な対応方法を長くつづけることによって起こることを前もってわかっていると、突然症状が起こったときもあわてることなく対処することに役立ちます。 

パーキンソン病の症状の1つであるオンオフ現象は、パーキンソン病でお困りの方にとって、日常生活や社会生活に支障が起こるつらい症状です。しかし、早め早めに対処することが、パーキンソン病のオンオフ現象の悪化の予防や症状の改善になります。

5.パーキンソン病に対する当院の方針

当院では以下のポイントにてパーキンソン病の改善を目指します。

自律神経のバランスの改善

パーキンソン病の原因の一つに、自律神経のバランスの乱れがあります。

特に、身体を緊張させる交感神経が過剰に働いている状態が続いております。交感神経が過剰に優位になりますと、様々な症状を引き起こします。

パーキンソン病で来られる方の多くは、大きなストレス・疲れなどにより、交感神経が過敏になっております。

このため、身体が動きにくい、便秘、汗が出やすくなる、うつ症状などのパーキンソン病の症状が出やすくなっています。自律神経の働きを改善する事により、パーキンソン病の症状の改善を行います。

平衡感覚の改善

当院のパーキンソン病の対応方法では、まず平衡感覚の改善を行ないます。

平衡感覚の不調は、めまい・ふらつきの症状を引き起こします。特に、パーキンソン病のすくみ足・前傾姿勢でお困りの方には、大切な一般的な対応方法です。

身体の平衡感覚のセンサーである、三半規管の不調がパーキンソン病の原因に影響を与えます。

まず、三半規管が不調になると、めまいやふらつきの症状が強くなります。 

平衡感覚の障害は、ドーパミンの産生・再吸収に影響を与えます。この結果、ドーパミンの不足がおこり、パーキンソン病の原因と考えます。パーキンソン病を改善するためには、平衡感覚を改善する事が大切です。

免疫力の改善

パーキンソン病の方は、長引く症状の影響、心理的要因、お薬の影響などより、免疫力が低下されている方が多いです。

このため、他の症状にもかかりやすくなっています。免疫力が低下する事により、改善が遅くなります。

免疫力が下がりますと、お薬が効きにくくなりますので、かえってお薬の量が増えたりします。

あなたが本来お持ちの免疫力を上げる事は、パーキンソン病を改善するためには大切であると考えます。

パーキンソン病でお困りの方は、大変大きな不安をお持ちです。症状が苦しくてあきらめがちにもなります。

パーキンソン病を改善するためには、原因を見つけ、しっかりと対応することが大切です。どうぞあきらめないでください。

患者さんの声 パーキンソン病

パーキンソン病歴25年で、どんどん体の動きが悪くなる一方の時期に、インターネット検索で先生の一般的な対応方法を知りました。
昼間は動けなくなることが増え、夜間は頻尿の為に眠りが浅く辛い日々でした。一般的な対応方法の回数を重ねるごとに体調が良い時間が増えてきています。

徳島県 MSさん 70歳代 男性

Q1.当院の鍼灸を受ける前は、どのようなお悩みや気になることがありましたか?

パーキンソン病歴25年で、どんどん体の動きが悪くなる一方の時期に、インターネット検索で先生の一般的な対応方法を知りました。

昼間は動けなくなることが増え、夜間は頻尿の為に眠りが浅く辛い日々でした。

Q2.(上記の状態が)ある事で、どのような嫌な思いをしましたか?

発声のしやすい言葉を選んで話したり、スムーズに動けないために外出準備に長時間かかっていて、時間を気にしたり、周囲に気を遣うことが多かったです。

Q3.実際に当院の鍼灸を受診してみて、どのように感じましたか?

一般的な対応方法に取り組む心構えを教わる中で「必ず良くなりますからね。いっしょに頑張りましょうね。」と言葉がけを頂けたことが何よりも嬉しく、有り難いことだと感じました。

一般的な対応方法の回数を重ねるごとに体調が良い時間が増えてきています。食事改善に取り組んだことで体の内側からも変化が起こっているように感じています。先生のアドバイスのお陰です。

Q4.当院へのご意見・ご要望があれば、ぜひお聞かせください。

今後も継続して通院致しますので引き続きよろしくお願いいたします。

 

*個人の感想であり効果を保証するものではありません。

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