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文責:横幕鍼灸院 院長 横幕胤和
最終更新日 2024年6月20

パーキンソン病の遺伝

パーキンソン病に遺伝的な要因があるかという点では、全体の1割程度の方が該当するといわれます。

パーキンソン病は、現在の段階では原因が明らかになっていないため、完全に改善させる一般的な対応方法も確立されていません。

近い血縁者のなかにパーキンソン病を発症している方がいて、特定の遺伝子に起因する場合を「家族性パーキンソン病」と呼び、一般的なパーキンソン病とは区別しています。

通常より発症する年齢が若い「若年性パーキンソン病」も、家族性パーキンソン病に属します。

医療分野では、家族性パーキンソン病の発症に関与していると思われる遺伝子を解析する研究がかなり進んでいます。家族性パーキンソン病の原因が究明されれば、今までにない新しい一般的な対応方法も開発されることでしょう。

パーキンソン病を改善するためには、パーキンソン病の遺伝について知ることが大切です。このページでは、パーキンソン病を改善したい方のために、パーキンソン病の遺伝について詳しく説明しております。

【目次】

  1. 家族性パーキンソン病とは
  2. 若年性パーキンソン病の特徴
  3. 家族性パーキンソン病の最新の一般的な対応方法について
  4. パーキンソン病に対する当院の方針

1.  家族性パーキンソン病

家族性パーキンソン病とは、両親から受け継いだ遺伝子が原因で発症するタイプのパーキンソン病です。

遺伝子の異常から起こるのですが、遺伝子を持っていても、それが優性でなく劣性であれば、パーキンソン病を発症しないケースもあります。

父親と母親の双方ともに、あるいは片方でも優性の遺伝子を持っていれば、発症する確率は50%です。双方が劣性である場合、確率は25%に減ります。

遺伝子の形質を解析すれば、家族性パーキンソン病を発症する可能性があるのか調べることができます。

パーキンソン病の検査では、症状から他の症状ではないかを問診やMRI、血液検査や尿検査などで判断します。あらかじめ家族性パーキンソン病を疑う場合は、遺伝子検査を実施します。

原因となる遺伝子が、既に10種類以上あることがわかっていますので、その有無を確認します。

家族性パーキンソン病を発症させる遺伝子が単一のものであれば、対象が絞れるので一般的な対応方法がしやすくなります。複数の遺伝子と外的な環境要因も係わっている場合は、発症するパターンも複雑になるので、一般的な対応方法も試行錯誤ということになります。

2.  若年性パーキンソン病の特徴

若年性パーキンソン病は、若い年代のうちに発症するパーキンソン病です。

中には10歳代という若さで発症するケースもあり、その場合は兄弟がすでに発症しているといった例が多くみられます。

一般的なパーキンソン病と同様に、症状が進行するのは非常に緩やかです。

通常のパーキンソン病には代表的な症状として「手や足の震え」がありますが、若年性パーキンソン病では比較的少ないといわれます。

またドーパミンの分泌を増加させるお薬である「L―ドパ製剤」が効きやすいという特徴があり、長時間に渡って効能が得られます。

ただし、症状のひとつであるジスキネジアが出現しやすく、また神経系の症状である幻覚や幻聴も出てくる頻度が高いという難点もあります。年齢が若いと精神的にもまだ発達段階の場合も多く、身近なご家族や周囲の大人たちの理解や、サポートする体制が必要となります。

 

3.  家族性パーキンソン病の最新の一般的な対応方法について

家族性パーキンソン病では、発症にかかわる遺伝子の解析が熱心に進められています。

日本国内でも、大学の医学部や大学病院、製薬会社などの研究コラボレーションが積極的に図られ、直近の10年間くらいで大きな成果をあげつつあります。

一般的なパーキンソン病の対応方法では、不足するドーパミンを補うことやドーパミン受容体を刺激する、あるいは出現した症状を単に抑えるお薬による対応や外科療法、リハビリテーションが主流となっています。

家族性パーキンソン病は遺伝子の変異によりますので、特定の遺伝子に直接アプローチするという対応方法が有効になります。

海外では、配列を変えた遺伝子細胞を脳内に注入するという方法で、症状を改善する一般的な対応方法が行われています。その効果や副作用が起きていないことなど、一定の成果が得られていることも報告されています。

日本では一部の病院で研究されている段階ですが、厚生労働省が承認すればパーキンソン病の根治的な改善につながると期待しております。とくに若年性パーキンソン病の方は、発症してからの病歴が長くなるため、革新的な対応方法が待たれるところです。

4.パーキンソン病に対する当院の方針

当院では以下のポイントにてパーキンソン病の改善を目指します。

自律神経のバランスの改善

パーキンソン病の原因の一つに、自律神経のバランスの乱れがあります。

特に、身体を緊張させる交感神経が過剰に働いている状態が続いております。交感神経が過剰に優位になりますと、様々な症状を引き起こします。

パーキンソン病で来られる方の多くは、大きなストレス・疲れなどにより、交感神経が過敏になっております。

このため、身体が動きにくい、便秘、汗が出やすくなる、うつ症状などのパーキンソン病の症状が出やすくなっています。自律神経の働きを改善する事により、パーキンソン病の症状の改善を行います。

平衡感覚の改善

当院のパーキンソン病の対応方法では、まず平衡感覚の改善を行ないます。

平衡感覚の不調は、めまい・ふらつきの症状を引き起こします。特に、パーキンソン病のすくみ足・前傾姿勢でお困りの方には、大切な一般的な対応方法です。

身体の平衡感覚のセンサーである、三半規管の不調がパーキンソン病の原因に影響を与えます。

まず、三半規管が不調になると、めまいやふらつきの症状が強くなります。 

平衡感覚の障害は、ドーパミンの産生・再吸収に影響を与えます。この結果、ドーパミンの不足がおこり、パーキンソン病の原因と考えます。パーキンソン病を改善するためには、平衡感覚を改善する事が大切です。

免疫力の改善

パーキンソン病の方は、長引く症状の影響、心理的要因、お薬の影響などより、免疫力が低下されている方が多いです。

このため、他の症状にもかかりやすくなっています。免疫力が低下する事により、改善が遅くなります。

免疫力が下がりますと、お薬が効きにくくなりますので、かえってお薬の量が増えたりします。

あなたが本来お持ちの免疫力を上げる事は、パーキンソン病を改善するためには大切であると考えます。

パーキンソン病でお困りの方は、大変大きな不安をお持ちです。症状が苦しくてあきらめがちにもなります。

パーキンソン病を改善するためには、原因を見つけ、しっかりと対応することが大切です。どうぞあきらめないでください。

患者さんの声 パーキンソン病

パーキンソン病歴25年で、どんどん体の動きが悪くなる一方の時期に、インターネット検索で先生の一般的な対応方法を知りました。
昼間は動けなくなることが増え、夜間は頻尿の為に眠りが浅く辛い日々でした。一般的な対応方法の回数を重ねるごとに体調が良い時間が増えてきています。

徳島県 MSさん 70歳代 男性

Q1.当院の鍼灸を受ける前は、どのようなお悩みや気になることがありましたか?

パーキンソン病歴25年で、どんどん体の動きが悪くなる一方の時期に、インターネット検索で先生の一般的な対応方法を知りました。

昼間は動けなくなることが増え、夜間は頻尿の為に眠りが浅く辛い日々でした。

Q2.(上記の状態が)ある事で、どのような嫌な思いをしましたか?

発声のしやすい言葉を選んで話したり、スムーズに動けないために外出準備に長時間かかっていて、時間を気にしたり、周囲に気を遣うことが多かったです。

Q3.実際に当院の鍼灸を受診してみて、どのように感じましたか?

一般的な対応方法に取り組む心構えを教わる中で「必ず良くなりますからね。いっしょに頑張りましょうね。」と言葉がけを頂けたことが何よりも嬉しく、有り難いことだと感じました。

一般的な対応方法の回数を重ねるごとに体調が良い時間が増えてきています。食事改善に取り組んだことで体の内側からも変化が起こっているように感じています。先生のアドバイスのお陰です。

Q4.当院へのご意見・ご要望があれば、ぜひお聞かせください。

今後も継続して通院致しますので引き続きよろしくお願いいたします。

 

*個人の感想であり効果を保証するものではありません。

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